様々な人との出会いが自分を変えた、新山詩織 デビューから5年
INTERVIEW

様々な人との出会いが自分を変えた、新山詩織 デビューから5年


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年01月29日

読了時間:約9分

山をひと越えひと越え、それが人生

――「隣の行方」という曲は、新山さんが20歳になった時の曲ということで、これも思い出深い楽曲ということですね。

新山詩織

 19歳から1つ年齢を重ねただけですけど、その時はいろいろ思うことがありました。小学校や中学校の友だちは、今はどうしているんだろう? 急に会いたいな、という気持ちになって。それでできたのが、「隣の行方」という曲です。聴いてくれる人にとっても、そういう存在がいたことや、当時の気持ちを忘れずにいてくださいねと歌っています。同時に20歳を機に、もっと前に進みたいという私自身の気持ちも込めました。

――早く20代になりたいと思っていたそうですね。2月10日には22歳になりますが、20代はどうですか?

 20歳を超えたら、音楽の先輩とお酒を酌み交わしながら、いろいろな話ができるようになったし、両親とも深い話ができるようになって。会話の内容も変わったと思いますね。これからより経験を重ねて、もっといろいろな話が交わせると思うと楽しみです。

――昨年12月12日にデビュー5周年を迎えたわけですが、女の子にとっていちばん多感な時期をアーティストとして過ごしたのは、振り返ってどんな気持ちですか?

 もともと大勢で群れてプリクラに行くようなタイプではなかったですけれど(笑)。そういう子たちが経験できないことを日々やれていたのは、とても贅沢なことだったなという気持ちが大きいです。周りの友人たちからも、時どき羨ましがられることもあって、それによって特別な経験をしているのだなと実感する時もありました。

――これからの5年も楽しみですが、今年の目標は?

 2月にツアー『新山詩織ライブツアー2018「しおりごと-BEST-」』をおこないます。まずはこのツアーで、この5年で出してきた曲を、忠実に届けることを第一に考え、集中したいです。それを終えたら、また前を見据えていろんなことに挑戦して、自分を成長させていけたらと思います。

 今は一つひとつを集中してやって、次をまたやって…。山をひと越えひと越えするような感じでいけたら、と。それが人生なのかなと思います。

(おわり)

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