今の3人で届けられるものを、Swimy 新譜テーマは“The歌謡曲”
INTERVIEW

今の3人で届けられるものを、Swimy 新譜テーマは“The歌謡曲”


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年01月10日

読了時間:約14分

平成のまおはクレーマー!?

――そして、2曲目に収録されている「しゅるる」ですが、イントロからパンチがあってライブで盛り上がりそうですね。こういうフレーズはどういう風に作るんですか。

平成のまお

Takumi イントロからテンションがぶち上がる曲にしたい、というのがありました。鼻歌でもなくて、流れて来たフレーズを頭の中で構築していく感じです。それをメモに残しておきます。そこからコンピュータに初めて向かうんです。

――楽譜ではなくメモなんですね。

Takumi 象形文字に近い、僕にしかわからないメモです(笑)。点々や線で音程の上がり下がりが表現されていたりします。

――この曲はタイキロイドさんのお気に入りの曲とのことですが、“無”のタイキロイドさんが気に入っているという時点で、この楽曲は大成功ですよね。

Takumi 確かに。タイキロイドが気に入っていてくれたというのは大きいですね。

タイキロイド イママデデ イチバンギターヲヒズマセテ ヒイテイルトイウコトモアリマス テンポモハヤクテ テンションガアガルキョクナノデ キニイッテイマス

――「天使と悪魔の歌」もギターは凝ってますよね。

平成のまお 元はこの曲ギターが全く入ってなかったんです。その中でちょっとフックになるギターが欲しいとなりまして、最初に私が「“テロテロ”したギターを入れたい」と話をして、そのあとにTakumiが今の原型になるものを作って、最後にタイキロイドが仕上げるみたいな流れで、今の形に落ち着きました。

――最初はまおさんのアイディアから入るわけですね。

Takumi まおはイメージを言うというよりか、どちらかというとクレーマーですね。それ気に入らないから、もう少しこうして欲しいとか(笑)。

平成のまお 確かに「それ誰がわかるの」というくらい、ザックリとした説明かも。

タイキロイド ナノデ マオガキニイルフレーズヲ タクミトサガシテイクサギョウニナリマス

――ベースに関しては言われることはない?

平成のまお ベースに関しては「もっとかっこいいのにして」みたいな、ザックリとした感じで言われます。「それを探してこそベーシストや」みたいな感じなんです。具体的ではないので、たまに苦労します(笑)。

――この楽曲は天使と悪魔で言ったら、どっち寄りの歌なのでしょうか。

Takumi どちらかと言えば悪魔です。歌詞にある<ひらひらひら ゆらゆらゆら キラキラキラ>という表現は悪魔から見た天使なんです。天使と悪魔というタイトルでもあるので、“対”となる言葉を配置しました。僕から見た天使は恋い焦がれている女性だと思いました。それをイメージした時にひらひら、ゆらゆらして掴み所のないような感じなんだけど、キラキラ輝いている存在というところでサビの言葉の表現になりました。ラブソングとして聞いてもらっても良いですし、いろんな人に様々な捉え方をしてもらえたら嬉しいです。

――多角的に見て良いということですね。

Takumi はい。あと、この曲は映画『バタフライ・エフェクト』を観てインスパイアされたところもあります。あの映画の持つ世界観を音楽で表現したらどうかなと思いました。洋画によくあるのですが、最後を観てる側に委ねるパターンの話が多いと感じていて、そういった答えを出すのではなくて、人によって色々な捉え方が音楽にもあっても良いなと思って書きました。

――ちなみに、みなさんの中にも天使と悪魔はいますか。

平成のまお いますね。悪魔の比率が大きくて天使はすごく小さいと思います。天使はよく家出するんです(笑)。それがあるからなのかは定かではないのですが、この曲はどうしても私が歌いたいということもあって、初めて私から打診したんです。

Takumi 本当に今までそんなことなかったので、びっくりしました。いつもだったら「Takumiが歌った方がいいよ」と言ってくるので。

平成のまお 理由はわからないんですけどね。悪魔の歌だからかな?

一同 (笑)。

Takumi インディーズ時代からある曲なのですが、その時からメンバー全員気に入ってました。

平成のまお 他にも気に入っている曲はたくさんあるんですけど、「歌いたい!」と思ったのは、今の所この曲だけなんです。譲りたくないと思いました。

――きっと、まおさんが歌っているイメージが強くあったんでしょうね。ちなみにインディーズ時代の曲など未発表音源はどのくらいあるのでしょうか。

Takumi パソコンに眠っているものも合わせると、かなりたくさんありますね。今ちょっとずつミニアルバムやシングルで発表していますが、いずれまとめて出せたらいいなという思いもあります。

――確かに現在進行形で曲は出来てしまいますからね。そして、今回のシングルの発売を記念したワンマンライブ『Swimy ワンマン show!! L.O.L page-2~独演会~』も3月に開催されます。

平成のまお 約2年半ぶりとなるワンマンライブで、3人では初ということもあって、ワクワクしています。この日しか出来ないことをしたいなと考えています。

タイキロイド ボクハ コドモガキテモ タノシメルヨウナ ライブニシタイデス ライブハウスニハ ナカナカキズライト オモイマスガ キテモラエタラ タノシカッタト イッテモラエルヨウナ クウカンニシタイデス

Takumi 3人ともフロントマンで身軽ということもあって、ステージと客席との境目がなくなるようなライブにしたいですね。みんなで合唱したいというのがSwimyの根幹にあるので、お客さんにコーラス隊になってもらって、僕らも混じって楽しみたい、そんな雰囲気作りができたら嬉しいなと思います。
(おわり)

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