今の3人で届けられるものを、Swimy 新譜テーマは“The歌謡曲”
INTERVIEW

今の3人で届けられるものを、Swimy 新譜テーマは“The歌謡曲”


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年01月10日

読了時間:約14分

テーマは“ザ・歌謡曲”

――「僕と魚の物語」は、シングルとしてはデビュー曲「あっちむいて」から約2年振りです。シングル、ミニアルバムと制作するにあたって意識が変わる部分はありますか。

タイキロイド

Takumi 確かに「あっちむいて」以来なので、そんなに経つんですね。僕はシングルだからとかは気にしないです。

平成のまお 私もあまり気にしないかも。

――シングルとミニアルバムでは曲数が違うので、バランス感覚が難しいのでは? と思ったのですが、そうでもない?

平成のまお シングルは収録曲数が少ないから、あれも入れたい、これも入れたいとなってしまって、そこの葛藤はあります。

Takumi 言われてみれば、バランス感覚は難しいかもしれないです。アルバムだと「こういう曲が足りないな」と補完していくのですが、シングルの場合、カップリング曲は、タイアップやリード曲を受けて選曲する感じになります。

――「僕と魚の物語」はNHK『みんなのうた』に起用されたわけですが、いかがですか。

Takumi めちゃくちゃ嬉しかったですね。

平成のまお NHK『みんなのうた』!? みたいな。全国にこの楽曲が流れるというのは本当に嬉しかったです。

Takumi NHK『みんなのうた』に向けて書いた曲は3曲ぐらいありました。その中の1曲が「僕と魚の物語」で、一番遊び心といいますか、ユーモアがあった曲でした。アニメーションがつくので、それに沿った面白いことをしたいというテーマがあったんです。他の2曲は歌詞が道徳や倫理を意識した、割と真面目な硬い感じがありました。

――魚というテーマは事前に決まっていたのでしょうか。

平成のまお 完全にこちらにお任せということもあり、難しかったです。なので、みんなで会議しました。

――タイキロイドさんはあまり喋らないイメージなのですが、会議の時などは良くアイディアを出すのでしょうか?

Takumi 彼はあまり意見は出さないですね(笑)。

タイキロイド …

――キラーパスみたいな発言もあるのかな、と思ったのですが。

平成のまお ないですね…このままです(笑)。

Takumi 彼はバンドのバランサーなので。

平成のまお タイキロイドが主張し始めたら、全員が言い合ってまとまらなくなると思います。なので、良いバランスを保ってくれているんです。

――例えば、意見が割れてしまった場合はタイキロイドさんはどう言った判断をされるんですか。

Takumi それに関しては先に言った方にタイキロイドがついて来るので、先に言ったもん勝ちですね(笑)。

タイキロイド ソコハ クウキヲヨンデデス

平成のまお 意見が割れているときは、何も言ってこないかも(笑)。

Takumi 意見を求めても「ムズカシイナア...」で終わりますから。

――「僕と魚の物語」はどこか懐かしさを感じさせます。それこそストーリー的には「およげ!たいやきくん」だったり。

Takumi 昔の歌謡曲が好きなんです。僕は1990年生まれなんですけど、親世代が聴いていたものを幼い時から聴いてきているので、そのメロディが僕の体に染み込んでいるんです。そういう曲を聴くと、今でも心をグッと締め付けられるような感覚になるんです。

 『NHKみんなのうた』に決まった時に、いろんな人に届く曲になって欲しいと思いました。小さい子が一発でわかるような曲も、もちろんなんですけど、親世代の人が聴いても懐かしんでもらえるような、メロディやコード進行を敢えて意識して制作しました。

――コード進行もそういうものがあるんですね。

Takumi 王道はあります。あの当時、割とマイナーキーの楽曲多いんです。

――改めて研究してみたりも?

Takumi 特に研究はしていなくて、街中で流れている曲や聴いている音楽を自然と耳コピして分析している感じです。なので、今回はそれが活きました。

――みなさんは絶対音感があったり?(編注:ある音を単独に聴いたときに、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力)

平成のまお 私はないですね。みんな相対音感だと思います。(編注:基準となる音との相対的な音程によって音の高さを識別する能力)

Takumi でも、相対の方が便利なこともあるみたいです。どのキーでも“移動ド”といって“ド”で感じることが出来るので、移調が楽なんです。とはいっても絶対音感が身についたら、めちゃくちゃ嬉しいし、便利でしょうね(笑)。

――確かに(笑)。身についたら印象はまた変わりますよね。さて、「僕と魚の物語」で苦労した点などありましたか。

Takumi この楽曲を作ったのが、かなり前でして。レコーディングに入る前のプリプロ(準備段階)で、自分はどういう気持ちでこの楽曲を作ったのか、どういう意図でこのコード進行にしたのか、などこの楽曲の設計図、自分の狙いを思い出す作業が大変でした。

平成のまお そう言われてみれば「思い出せん」って、ずっと言ってました。そういうことだったのかと今知りました。途中から感心し始めて「よくこの曲作ったなあ」みたいな(笑)。

Takumi “ザ・歌謡曲”というテーマで作ったというのは覚えていたんですけど(笑)。そこがわかってからは早かったです。技術的にはやっぱりドラムの生と打ち込みのバランスが苦労しました。

――ギターやベースのレコーディングはどうでした?

タイキロイド コンカイハ タクミガ ギターのフレーズヲ ホボカンガエテクレマシタ

平成のまお ベースも最初のデモ段階のものから大きくは変わっていません。フレーズの耳コピから始めましたから。

Takumi いつもはアレンジは自由にやってくださいという感じで、2人に投げるんですけど、今回はかなり設計図がしっかりしていたので、2人にはプレイヤーに徹してもらいました。

――スタジオミュージシャン的な。

タイキロイド ソウデス

Takumi それもあって僕は今回、楽器は何も弾いていないんですよ。だから、今までとは変わった作り方になったなと思います。

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