“2次元+3次元=5次元”、DearDream リアルさ取り込む魅力
INTERVIEW

“2次元+3次元=5次元”、DearDream リアルさ取り込む魅力


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年01月08日

読了時間:約17分

「身体は熱く、頭はクールに」

――今回はグループ内ユニットという形で様々な楽曲が収録されていますが、「Symmetric love」はEDM調の楽曲ですね。どのような仕上がりでしょうか?

富田健太郎

石原壮馬 エモいですね。今、僕らにある30数曲の中でもあまりなかったタイプかなと思います。5人曲だとこういう曲調はできないんだろうなと。琢矢くん、トミーの組み合わせだからできるというのもあるんです。アニメにも出てくるんですけど凄くハマってますね。2人は歌っていてどうなの?

富田健太郎 僕と琢矢は高校の同級生でもあるので、縁が深い2人なんです。その絆の強さがこの楽曲には出ていると思います。

石原壮馬 この組み合わせは、2人の高校の校長先生にも聴いて頂きたいよね。

溝口琢矢 そうだね。その校長先生の名言は今でも受け継いでいるんですよ。「身体は熱く、頭はクールに」と。

富田健太郎 言ってたね!

溝口琢矢 当時の生徒のみんなはクスクス笑っていたけど、僕はその言葉を真摯に受け止めて今も活かされているんです。

――良い言葉ですね。「Symmetric love」はどういった意味合いの曲なのでしょうか?

石原壮馬 三角関係みたいな歌詞です。この2人の関係、お互い正反対な2人だけど、というメッセージ性も強いです。その2人だからこそ一緒にいるし、正反対だけど支え合っているという。

溝口琢矢 ここで言う“愛”というのは、単純に“love”というよりは、どちらかというと「友情」に近いんです。曲調的には、ちょっと背伸びした大人っぽさ、というのもあります。

――なるほど。それこそ太田さんと正木さんの「You are my RIVAL」にも近しいものを感じますね。「You are my RIVAL」はロック調ですね。

太田将熙 そうですね。アニメでW-MaSKatというユニットが結成されたんですけど、そこで初めて披露された曲なんです。ファンの中では、今まで“Wマサキ”と呼ばれていたんですけど、それが正式なユニットとして名前が出ての曲だったので、思い入れは凄く強いです。

 「You are my RIVAL」は、タイトル通りライバルの歌なんですけど、その中に2人の関係性が入っています。一人の女の子をお互いが想っているライバル、仕事面でのライバルとか、色んなものが詰め込まれた曲になっているんです。(片桐)いつきと(沢村)千弦というキャラクターだからこそ出来上がった歌詞にもなっているんです。

正木郁 奇跡的だなと思うのが、偶然の繋がりが多いんです。アニメのいつきと千弦も幼なじみだったりするし、グループで初めて話しかけてくれたのが将熙だったり、“Wマサキ”がW-MaSKatとなってアニメでもユニットを組むようになって…。

 歌の内容も僕と将熙のこととも言えるし、いつきと千弦のこととも言える。さらには、ファンの方にも当てはまることでもあると思うので、是非それぞれの受け取り方で受け取ってもらいたいです。ライバルとは言っても、お互いをちゃんと信頼し合っているような歌詞だし、色んな思いが詰まっている歌なので、歌詞やメロディに注目して聴いて頂けたらと思います。

――客観的に石原さんは、どのようにこのお二人を見ていますか。

石原壮馬 この2人の関係性が曲に出ているし、まさにこの2人だからこそ表現できる部分もあるんです。「Symmetric love」も「You are my RIVAL」も、それぞれの2人だからからこそと感じます。僕は絶対にこの領域には入れませんね(笑)。あと、このシングルに収録されている「Word!!」という曲、アニメに出てくるACEという、また別の3人のユニットが出てくるんですけど、この曲がメチャメチャいいんですよ。

太田将熙 メチャメチャ格好良いですね!

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