「ユメノコドウ」は全員でつかみ取った“形として残る成長”
――ライブ、ステージ面についてですが、皆さんライブはDearDreamになってから初めてやったのでしょうか?
溝口琢矢 ほとんどはそうですね。中にはイベントなどで歌って踊ったことがあるメンバーもいます。
石原壮馬 音楽として、という点では初めてですね。
――この一年のライブやイベントを振り返って思うことは?
石原壮馬 まさか、こんなにいっぱいライブをやれるとは思っていなかったです。毎月色んなステージに出させて頂いて、感じ方は変わってきました。
――印象的だった出来事はありますか。
正木郁 『ドリフェス!ファンミーティング01』をやってからの池袋サンシャインシティ・噴水広場が僕の中で一番大きいです。僕にとっても、人前で初めてダンスをして歌ってお芝居をして、という場だったんです。どれだけの方が来てくれるのかということもありましたし、まずは成功させなきゃなと思いました。でも、いざライブを終えてみると、まだまだ自分には足りないものがあったなと思って、もっと頑張っていかなければ『ドリフェス!』が続いていかないなと思っていたんです。
ファンミーティング01から2、3カ月くらい空いての噴水広場だったので、正直ステージに立つ直前くらいまで、どれくらいの方が来てくださるのかと思っていたんですけど、いざ立ってみたら、景色が変わったと思うくらいたくさんの方が来てくれて、それが凄く嬉しかったんです。そこで『ドリフェス!』の人生が変わったと思います。
――ターニングポイントという印象があったのですね。富田さんはどうでしょう?
富田健太郎 歌って踊ってアフレコしてと、全部が初めてのことだったんですけど、それを振り返って思うのは、一つのプロジェクトをこれだけ長くやっているということが大きいです。この2年間はこの5人とずっと一緒にいたし、その中で初めてのことをいっぱい経験して…。長く一緒にいることが僕の中では一番大きかったです。
――過去にはBBQも皆さん一緒にやったと聞きました。
富田健太郎 行きましたね。もう1年半くらい前かな…。
――今は寒いのですが、またBBQに皆さんで行かれてみては? さらに絆が深まるかもしれませんよ。
富田健太郎 いいですね(笑)。外は寒くても“心の炎”で温かくすれば大丈夫ですしね。
太田将熙 “心の炎”って何?
一同 (笑)
――“心の炎”なかなか熱い言葉ですね! 石原さんはどうでしょう?
石原壮馬 5月にやったZepp DiverCityでの1stライブが印象に残っていますね。曲数にしても30曲近くやりましたし、ワンマンだからこそ色んなアレンジを加えたり、色んな演出ができたりしたんです。堂々とできるなと思いました。ワンマンだと自分達が見せたいものを見せられる空間になっているので、凄く楽しいなと思いました。全国ツアーも控えているので、最初のライブを思い出すと凄く楽しみです。
――1stライブの経験が活きたものになりますね。
石原壮馬 そうですね。セトリを決める段階も1stライブを踏まえてというところもありますし。ここから先が楽しみになります。
――溝口さんは?
溝口琢矢 僕はCDのリリースですね。リリースに合わせて全国行脚をしたんです。リリースイベントとして、2人組になって全国各地を周りました。そこでトークイベントや握手会をやったんですけど、地方に行く大変さも改めて実感しました。面と向かって顔を合わせているので、こういう人達が遠路はるばる東京まで来てくれるんだという強い気持ちが生まれました。
――ファンの方は遠くから来てくれている方も多いですからね。太田さんはどうでしょう?
太田将熙 「ユメノコドウ」がオリコンチャートで初めて一桁台の9位に入ったということが大きかったです。たくさんの方々で力を合わせて出来た作品がオリコン9位という形を頂いたということを、スタッフの方々やファンのみなさんに捧げたいと思いました。全員でつかみ取った「形として残る成長」というか、それが「ユメノコドウ」でした。それがツアーにも続いていくので、みなさんからのサポートは何倍にもして返したいし、ドリフェスチーム一丸となってファンのみなさんに感謝を届けたいと改めて感じた瞬間でした。