“2次元+3次元=5次元”、DearDream リアルさ取り込む魅力
INTERVIEW

“2次元+3次元=5次元”、DearDream リアルさ取り込む魅力


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年01月08日

読了時間:約17分

5次元は唯一無二

――面白いアプローチですよね。2.5次元から最近5次元になりましたが、どのような経緯で?

石原壮馬 僕らの3次元の活動と、アニメの2次元の世界がリンクしているというところです。最近「2.5次元」とうたっている作品は多いじゃないですか? 同じように見えると思うんですけど、2.5次元って、もともとアニメがあって、声優さんがアニメをやっていて、それを舞台役者が実際にアニメと同じ衣装を着て演じる、という感じなんです。

 僕らは自分達で声もやっているし、アーティスト活動も自分達だし、実際にアニメに出てくるのも僕らのまわりで実際にあったことだったりと、他の2.5次元とはまた違う世界感、見せ方があるんです。そこで「2.5というよりは、2+3で5だよね?」というところから“5次元”なんです。僕らも最初に聞いたときはびっくりしたんですけど。まさか5次元になるとは(笑)。

溝口琢矢

正木郁 そうだよね(笑)。

石原壮馬 でも「2.5次元じゃないな」というのは、やっていて確かに思うんです。他とは違うから、差別化するという意味でも。

溝口琢矢 一般的には「5次元」と言ったら、宇宙空間とかそっちの世界でしょうから…。でも、僕らの『ドリフェス!』で言うところの5次元は、キャラクターと僕らが共存して、というか切磋琢磨して、という感じなんです。

正木郁 2次元に僕らの活動やダンス、筆跡などまでプラスアルファされている部分などが“足し算”と感じますね。他のアニメなどで、キャラクターの声をやっている人がライブをやって、というのはあるんですけど、3次元の実際の人間のエピソードなどを2次元にプラスするというのは、やはり他にはない唯一無二だと思います。

石原壮馬 ライブシーンのCGの動きを僕らが実際にやったものを、センサーが読み取って、自分達がやっているキャラクターの動きは自分達でやっていたりする部分もあるんです。

――とことん“リアルなアニメ”なんですね。

石原壮馬 作り込んだ感じというよりは、将熙くんもさっき言っていたんですけど「人間ドラマ」というか、人間味が強い内容になっているので、僕らもやっていて感情が入りやすいし、観ている人も心打たれるシーンが多いのではと感じます。

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