「コードギアス 反逆のルルーシュI 興道」初日舞台挨拶に出席したIris

 マレーシア出身のシンガー、Iris(アイリス)が21日、都内でおこなわれた、映画『コードギアス 反逆のルルーシュI 興道』の初日舞台挨拶に出席した。映画の主題歌として「赤だけが足りない」を歌う彼女は、主題歌担当が決まった当時「嬉しくて1日眠れなかったです」と語った。また、制作会社・サンライズの土屋康昌プロデューサーは「『コードギアス』をさらに広げるのにうってつけ」とIrisについてコメントした。【取材・撮影=小池直也】

 この映画は、人気アニメである『コードギアス』のシリーズ10周年となる事を受け、制作されたテレビシリーズ『コードギアス反逆のルルーシュ』の再構築作。2018年2月に公開される第2作、同5月に公開される第3作にかけ、段々と新たな物語が描かれていく予定になっている。今回の舞台挨拶には、アフレコを務めた声優の福山潤、ゆかな、小清水亜美と土屋プロデューサーが登壇した。

 まずは10年ぶりにこの作品に取り組んだ、声優3氏が挨拶。ゆかなが「この方(福山)とこの作品のイベントをやる時は雨」と漏らすと、福山は「まさに嵐を呼ぶ作品ということで」と返すなど、和気あいあいとした様子で、観客にも笑顔が溢れていた。

 会場に集まったのは、10年前から作品を観ているというファンがほとんど。この期間を振り返って福山は「あっという間。自分のキャリアの中でこの濃さは異常」、ゆかなが「私にとっては終わりない旅の途中。また次のエピソードにいける」、小清水は「10年前はギリギリ10代で、この作品が私の声優人生を左右しました。ギアスあっての私」とそれぞれ感慨深げに語った。

「コードギアス 反逆のルルーシュI 興道」初日舞台挨拶に出席したIris

 土屋プロデューサーは「総括でもあるのですが、この先の10年・20年の出発点とも考えている」とした。

 ここでIrisが、既に公開されている「赤だけが足りない」のミュージックビデオと同じノースリーブのドレス姿で登場。大きなクロスのネックレスもアクセントで、大人っぽい装いだ。主題歌に決まった時の気持ちは「凄く興奮して嬉しくて、1日眠れなかったです。あんなに有名なアニメの主題歌を歌う事ができて、ありがたやー!」と決めゼリフを交えてコメント。なお、この「赤だけが足りない」の作曲は浅倉大介、作詞は井上秋緒となっている。

 Irisの起用について、土屋プロデューサーは「『コードギアス』をさらに広げるのに、うってつけだなと思いました」と世界レベルで作品を発信する為の起用である事を明らかにした。さらに「キャラクターの想いを美しい形で消化して頂ける、歌声も決定打でした」とすると、Irisも背筋を伸ばした様子で「ありがとうございます」と礼を述べる。

 また映画の感想についてIrisは、「私、多分真面目なんですけど」と声優陣の和やかムードのなかで前置きしつつ、「ラストシーンが凄い印象に残っています」とコメント。そして、イベント最後には「何回観ても飽きないです。深い意味もありますし、主題歌もアニメにぴったりなので、皆さん楽しんでください」とメッセージを送った。

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