左からMs.OOJA、TEE、BENI、HAN-KUN、SPICY CHOCOLATEのKATSUYUKI a.k.a. DJ CONTROLER、MACO、寿君、YU-A

 SPICY CHOCOLATEが10日、都内で、ベストアルバム『スパイシーチョコレート BEST OF LOVE SONGS』の発売記念イベントを開催。収録曲各曲にフィーチャリング参加しているBENIやHAN-KUN、TEE、MACO、Ms.OOJA、YU-A、寿君がゲスト出演。それぞれが作り出す独特の世界観をもって幾つものの“恋愛模様”を歌い紡いだ。

 同アルバムは、11日に発売されるSPICY CHOCOLATEのベストアルバム。これまでリリースされ大ヒットを記録した人気曲を始め、自身初めての「告白ソング」で、BENI、Shuta Sueyoshi(AAA)、HAN-KUNがフィーチャリングで参加した「君のことが好きだったんだ feat. BENI, Shuta Sueyoshi (AAA) & HAN-KUN」が収録されている。

 この日は、ステージから客席までわずか1メートルほどの小スペースで、且つ抽選で選ばれた人が観覧できる少人数制の貴重空間のなかでおこなわれた。

 まずは、SPICY CHOCOLATEのKATSUYUKI a.k.a. DJ CONTROLERがステージに登場。同アルバムについて「ようやく集大成の節目となる1枚となりました」と紹介。数ある恋愛アンセムのなかで選曲は「悩むに悩んだ」ようで、選曲基準として「グルーヴ感や流れを考えた」と明かした。

 KATSUYUKIはその後、「豪華アーティストが来ていますし、スペシャルライブなので楽しんで下さい」と語り、DJブースに移動。まずは、同アルバムのジャケットを飾った人気モデル・みちょぱ(池田美優)による映像メッセージが流された。みちょぱは「(KATSUYUKIとは)みちょぱ・かちょぱと言い合う仲。今日、行けないのは残念。私の分まで楽しんで欲しい」と挨拶した。

 KATSUYUKIによる呼び込みで最初に登場したのは、HAN-KUNとTEE。配信総数120万ダウンロードを記録した大ヒット曲「ずっと feat. HAN-KUN & TEE」を歌い上げた。押し込めた感情が滲み出るような歌声のHAN-KUN、一語一語が繊細な歌声のTEE。それぞれが持つ歌の包容力をもって観客の心を包んだ。

 続くはMACOで「うれし涙 feat. シェネル & MACO」、更にYU-Aは、NETFLIXオリジナルドラマ『火花』(第153回芥川賞受賞作品原作)挿入歌となった「二人で feat. 西内まりや & YU-A」を熱唱。ピュアのなかにも張りつめた心模様を歌でみせるMACOに対して、大人のプラトニックさが滲み出る奥行きのある歌声でみせたYU-A、それぞれの魅力をもって歌い上げた。

 Ms.OOJAと寿君は「キミと未来 feat. Ms.OOJA & 寿君」を披露。ゆったりとしたテンポの上で伸びやかなに、そして優雅に歌うOOJAに対し、寿君はラップに乗せて曲中にある想いを伝えるなど、また趣きの異なる世界観で魅了した。

 そして、ラストに登場したのは、BENIとHAN-KUN。曲は、同アルバムの最初に収録された新曲「君のことが好きだったんだ feat. BENI, Shuta Sueyoshi (AAA) & HAN-KUN」。この日、イベントに出演できなかったShuta Sueyoshiからはビデオメッセージ。「聴いてくれる人が曲の世界に入り込んで共感してもらえるように試行錯誤してレコ―デイング、MVに挑みました」とその想いが伝えられた。

 それ受けてBENIとHAN-KUNが熱唱。力強くも繊細な女性心を、BENIが圧巻の歌唱力をもって表現。一方の男性目線の、口では言い伝えられない言葉を宿す心の揺れ動きを、HAN-KUNが絶妙な歌唱力をもって表した。

 出演者それぞれの個性をもって、幾つものの恋愛模様が歌われた、特別な時間はあっという間に過ぎ、最後は全員がステージに。改めてそれぞれの思いを伝え、愛に溢れた一夜は幕を閉じた。【取材・撮影=木村陽仁】

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