『日本における統合型リゾートの展望を見出す』をテーマにトークセッションをおこなったデビッド・ベッカム氏ら

 サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム氏が4日、都内でラスべガス・サンズによるトークセッションに出席。『日本における統合型リゾートの展望を見出す』をテーマに、元イーグルスのギタリストのジョー・ウォルシュらが出席し日本のエンターテイメントについて考察し、国際貢献について語り合った。ベッカム氏はスパイス・ガールズの元メンバーの妻ヴィクトリア・ベッカムさんが、最初にブレイクしたのが日本ということもあり、家族で思い入れのある国だと話した。

 今回のトークセッションは、米国に本社を持つ統合型リゾート(IR)を開発・運営するラスべガス・サンズが主催。グローバル親善大使のデビッド・ベッカム氏を始めとするスポーツや音楽にライブエンターテイメント業界を代表する国内外のリーダーが一堂に会し、日本のエンターテイメントにもたらす可能性について、音楽業界、スポーツ業界、ビジネス業界を代表する特別ゲストを招き、パネルディスカッションをおこなうというもの。

 昨年は熊本地震の復興支援チャリティーイベントなど、ラスべガス・サンズのイベントに参加しているベッカム氏は、日本での印象的な出来事を尋ねられると、「2002年の日韓ワールドカップが印象に強く残っています。アルゼンチン戦で特別なゴールを決めることが出来た。日本でプレー出来ること自体が特別です」と笑顔で話した。

デビッド・ベッカム氏

 妻のヴィクトリア・ベッカムさんは90年代を代表するアイドルグループであるスパイス・ガールズの元メンバー。彼女たちが最初にブレイクしたのが日本ということもあり、家族で思い入れのある国だと言う。ベッカム氏は「子供達にはいろんな文化を体験をしてほしいと思う。そのためにも日本に連れてきたい」と話し、「なかなか子供の習い事のスケジュールがあるため、(家族での)来日は難しいんだけど…」と苦笑い。

 日本食で好きなものを聞かれると「お寿司です。日本に来たらGoogleでお寿司屋さんを真っ先に検索します」と無類の寿司好きをアピール。その中でもウニが特に好きだと明かした。

 また、ラスべガス・サンズのイベントで印象的だったのは、ボクシングのマニー・パッキャオ選手の試合だったと話し、素晴らしいパフォーマンスを見ると人生が変わると述べた。そして、「子供達が参加しているイベントは全部記憶に残っています。未来を担う子供達の笑顔が嬉しい」と子どもたちの輝く未来に目を細めた。【取材・撮影=村上順一】

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