局前には多くのファンが押し寄せている

局前には多くのファンが押し寄せている

 元SMAPの香取慎吾(40)が約16年間、司会を務めてきたテレビ朝日系『SmaSTATION!!』が23日、最終回を迎えた。24歳から始まった同番組はこの日で放送699回。香取は番組の最後で「あと1回やりたかった」と悔しさを滲ませた。

 この日、同番組最後の雄姿を目に焼き付けようと、生放送前から局前には多くのファンが押し寄せた。香取は午後7時半過ぎの局入りの際に、移動車から降りてきて直接ファンに挨拶。放送が始まった午後11時5分過ぎには、一部のファンからは「慎吾!」コールが起こった。

 番組はいつも通り、屋外からスタート。香取は、青のライトアップに染まる東京タワーを見て「驚きのサプライズが! 東京タワーがSmaSTATION!!になっています。信じられない。信じられない。僕の大好きな東京タワーがSmaSTATION!!カラーに。夢が叶っちゃったよね」と感慨深く語った。

 番組中は、盟友でもある山本耕史をゲストに『秋の最新行列グルメ待ち時間ランキング』を届けた。終始、笑顔がみせるなど気心しれた仲と最後の番組を楽しんでいるようだった。

 放送も終盤に差し掛かり、ナレーションを務めてきた小林克也が思い出に触れながら労いの言葉を送り、更には「香取君スッキリしていますね。今後は2時間番組やりましょう」と同番組での再会を願った。

 一方の香取は目を閉じたまま、「スマステが終わることを新聞で知った」と、当時を振り返りながら「8月にプロデューサーに言われて『終わるんだな』と。それからはあっと言う間。残念、とっても残念。ずっと続けたかった」と悔しさを滲ませた。

 更に、ファンやスタッフ、大下容子・同局アナの名前を挙げ、「新しい道を選んで、新しい道を進もうと思ったことによって、どこまでも続けたいと思ったスマステが終わってしまうのは本当に申し訳なかった。でも感謝です。この番組が香取慎吾を形成した」との趣旨で想いを明かした。

 稲垣吾郎と草なぎ剛との3人で新しいファンサイト「新しい地図」を先日、立ち上げたが「沢山の方と一緒に作り上げていきたい。新しい地図を描いていきたい」と語り、最後に大下アナと讃え合うように抱擁。放送回数700回目前の699回で番組を終えた香取は「あと1回やりたかったな…」と再び悔しさを滲ませた。

 放送を終えた後も、局前にはまだ多くのファンで溢れている。【取材・撮影=小池直也】

Photos

none...

記事タグ