笑いも絶えなかった記者会。氷川きよしと有働由美子アナ

 NHK有働由美子アナウンサーとの名コンビと言えば、V6の井ノ原快彦が思いつくが、こちらのコンビも良いのでは、と印象を受けたのが演歌歌手の氷川きよしだった。

 先月生放送された『第49回NHK思い出のメロディー』で司会を務めたのは、氷川きよしと有働由美子アナウンサーだ。過去に共演がある2人だが、司会でタッグを組むのは初めてだ。

 遡ること7月中旬、生放送に先駆けて局内で記者会が開かれた。そこに出席したのは両名だった。

 氷川は2008年、同番組で女優の松坂慶子と司会を務めた経験を持つ。当時を振り返り「あの時は全然話せなかった…」と反省するも「歌の素晴らしさを伝えたい」と気持ちを新たに意気込んでいた様子から、その真面目さが伝わってきた。

記者会の様子。氷川きよしと有働由美子アナ

 一方、有働アナウンサーも2011年に同番組で司会を務めている。有働アナウンサーと言えば、NHKの朝の情報番組『あさイチ』でV6の井ノ原快彦とともに“朝の顔”として知られている。真面目一辺倒と言うより、時おり見せるお茶目なキャラクターで人気だ。イノッチ(井ノ原)とのコンビネーションにも定評がある。

 今回は、NHKの音楽番組『うたコン』のリハーサルを終え、取材に応じた2人。そのリハーサルでは有働アナウンサーが「私が噛んでしまいました」とおどけて、記者陣の笑いを誘っていた。氷川も彼女との共演にあたり「凄く安心感があって、ホッとしています」とコメント。

 有働アナウンサーは「明治座の舞台を拝見したら、あれだけ歌われてMCもやられていたので“ちょちょいのチョイ”なのではないでしょうか」と6月30日に千秋楽を迎えた『氷川きよし 特別公演』で披露された氷川のマルチな才能を絶賛。

 しかし、緊張からか、時おりマイクを下ろしたまま記者の質問に答える氷川に「マイクを…」と有働アナウンサーが横からサポートする場面は、早くもいいコンビネーションとして成立していた様子だった。

 真面目だが、少し天然な氷川とそこに優しく突っ込んでいく有働アナウンサー。イノッチとのコンビでお馴染みとなったあの魅力とはまた違った新たな名コンビが誕生したのではないだろうか。【取材=松尾模糊】

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