男女2人組ユニットのanderlustが21日に、4thシングル「#Hashtag」をリリース。2014年に開催された、女性ファッション雑誌『NYLON JAPAN』とソニーミュージックによるオーディション「JAM」で、NYLON賞を受賞した越野アンナ(Vo)と、ライブで知り合った西塚真吾(Ba)で結成。小林武史のプロデュースによるデビュー曲「帰り道」で話題を集めた。新曲の「#Hashtag」のサウンドは、洋楽のガールスポップを意識したエレクトロポップ。SNSをテーマにした歌詞は、いしわたり淳治が手掛け、越野は「今の時代を切り取っていて、より共感してもらえるものになった」と話す。2人のSNSに対する考えとは? 楽曲制作時の出来事やハワイでのMV撮影についても聞いた。
ハッシュタグを付けるなら「#女子旅」
――今までのシングルは、バンドサウンドでちょっと懐かしいテイストのあるサウンドでしたが、今回の「#Hashtag」は、エレクトロポップで、今までと違ったサウンドになっていますね。
越野アンナ デビューの時から、いろいろなサウンドに触れていきたいという思いがあって。今回は、洋楽の要素が強い楽曲を作ってみようと思って、新しい扉を開いた曲になりました。
西塚真吾 今回は夏に向けたリリースなので、夏らしくノリノリで楽しんでもらえるものが良いなと思って。それで、打ち込みを使ったダンスミュージックテイストを採り入れています。
――「#Hashtag」というタイトルが今風ですね。
越野アンナ 今っぽいし、歌で聴くと「Hashtag」が、「はしゃぐ」にも聴こえるのがポイントです。私自身もインスタグラムとツイッターをやっていて、周りにSNSを活発にやっている友だちが多いので、こういう曲を作ろうと思いました。
SNSは、見た目やイメージなど理想とする自分をプロデュースすることができる、もう一つの自分の顔だと思っています。それが、まさしく今という時代を反映していると思うので、そういう時代を切り取った楽曲を作れてすごくうれしいですね。
――昔なら「ポケベルが鳴らなくて」なんて曲がありましたけど。
越野アンナ 今なら「既読が付かなくて」でしょうね(笑)。でも、その時代も生きてみたかったです。きっと一通のメールとかメッセージの重みが、今とは全然違っただろうし、男女の恋愛観もきっとまったく違っていただろうと思います。
西塚真吾 高校時代は、学校に携帯を持って行くことが禁止じゃなかった? うちの学校は、バレて没収されると、親が取りに行かないと返してもらえなくて。
越野アンナ 私が通っていた学校は、授業中に携帯を出して、黒板を写メに撮ったりしていましたよ。今大学生の方なら授業を動画に撮ったり録音すると聞くし。私たちの世代の間でも、そうやって時代が変わっているので、だからこそ「#Hashtag」みたいな曲が、より共感してもらえるのではないかと思います。
――この曲にハッシュタグを付けるとしたら、何とハッシュタグを付けますか?
越野アンナ 「#女子旅」みたいな。
――MVが、まさしく女子旅でしたね。
越野アンナ 『テラスハウス』史上NO.1美女と言われているモデルのNikiちゃんと、アーティストでモデルをやっているUnaちゃんの3人でハワイに行って撮影しました。
インスタグラムで流行っている場所を調べたり、ハワイに詳しい友だちにオススメのスポットやお店を紹介してもらって、そこに行って撮影しています。マリンスポーツもたくさんやってすごく楽しかったので、見た方が「自分も行ってみたいな〜」とか、MVですが「イイネ」を押したくなってもらえたら嬉しいです。
西塚真吾 僕は、日本でお留守番でした。撮影中にもアンナちゃんが、撮影の楽しい様子をリアルタイムでインスタに上げていて。僕は日本でそれを見ながら、「良いな〜」と思いながら飲んでいました(笑)。
越野アンナ ごめんね。今度は一緒に行こうね(笑)。
――ハワイのオススメは?
越野アンナ MVで2番のAメロあたりで出てくる、ガーリックシュリンプがすごく美味しかったです。そのお店の近くの「wowwowlemonade」というお店のレモネードも美味しくて。「wowwowlemonade」は、横浜にもあるので是非行ってみてください。