ムービーコンペティションを開催する、anderlust

ムービーコンペティションを開催する、anderlust

 ミュージシャンでプロデューサーの小林武史がプロデュースする新感覚派ユニット、anderlust(アンダーラスト)が、ビジュアルアーツの若き才能とのコラボレーションを求め、ムービーコンペティションを開催する。anderlustは、30日に女優の多部未華子主演映画『あやしい彼女』の主題歌となる「帰り道」でデビューする。今回は小林武史を特別審査員に迎え、審査を通過した映像作品には、小林武史プロデュースのもとanderlustが書き下ろした楽曲をシンクロさせ、積極的にプロモーションするとともに、賞金100万円が用意されている。

 通常ミュージックビデオは音ありきで制作されるが、今回は映像先行で作られた新しい形の音楽映像を作ることを目的とした点が、枠にとらわれない、新しい音楽表現を追求したいという彼らの志向を表したものとなっている。さらにアニメーションやパラパラ漫画的なものまで、制作手法・手段は問わないという。のちに最高の音楽が乗ることを想定し、心に染みる、インパクトを感じる映像の応募を求めているということだ。

 そしてこのムービーコンペティションを通じて、3人目のメンバーとの出会いを待っているという。デビュータイミングにもかかわらず、既に追加メンバーを募集するということも異例。しかも、その対象者がミュージシャンでなく、映像やアートというジャンルのクリエイターという点からも、なにか新しい事を始めそうなanderlustならではの発想といえるだろう。応募締め切りは、5月31日。優秀な作品は順次HP等で公表されるという。映像クリエイターでなくても、どんな作品が集まるのか非常に興味深い企画となっている。

◇anderlustとは シンガーソングライター越野アンナが、枠にとらわれない新しい音楽表現を追求するためベーシスト西塚真吾と結成。澄み渡る空へ突き抜けるような歌声と心に沁み込むメロディーが印象的な、小林武史プロデュース楽曲「帰り道」は、映画監督・水田伸生氏の耳にとまり、4月1日公開の映画「あやしい彼女」の主題歌&出演(越野のみ)という大抜擢を受ける。30日ソニー・ミュージックレコーズよりメジャーデビュー。

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