「VenusFort Christmas Projection Mapping&SHOW 2016」点灯式に出席したanderlustと村松亮太郎氏(撮影・小池直也)

「VenusFort Christmas Projection Mapping&SHOW 2016」点灯式に出席したanderlustと村松亮太郎氏(撮影・小池直也)

 小林武史氏がプロデュースを手掛ける、越野アンナ(20)と西塚真吾(23)による音楽ユニット「anderlust」(アンダーラスト)が2日、東京・お台場ヴィーナスフォートでおこなわれた、期間限定の空間演出『VenusFort Christmas Projection Mapping&SHOW 2016』点灯式に出席。プロジェクションマッピングを点灯するとともにライブをおこなった。

 『VenusFort Christmas Projection Mapping&SHOW 2016』は「物語の世界」をテーマとしたプロジェクションマッピング映像と音楽・照明がリンクする空間演出。11月3日から2017年3月中旬まで、ヴィーナスフォート館内を彩る。12月25日までの土日祝には、舞踏会をイメージしたアカペラショーも開催される。

 ヴィーナスフォート特有の空間である「中世ヨーロッパを再現した内観」と「吹き抜けの開放的なドーム型天井」を活かし、物語の中に迷い込んだかのような幻想的な世界観が広がる。この空間演出を手掛けたのは、クリエイティブカンパニーのNAKED Inc.。代表を務める村松亮太郎氏は「場所によって全部違う物語が同時に進行します。全体の流れを楽しんでいただきたい」と語った。

点灯をおこなったanderlustと村松亮太郎氏(撮影・小池直也)

点灯をおこなったanderlustと村松亮太郎氏(撮影・小池直也)

 この日、ゲストとして出演したanderlustの越野アンナと西塚真吾。越野は「メジャーデビューしてまだ半年ですが、宜しくお願いします」と短く挨拶。ヴィーナスフォートの印象を「今日、初めて来ました。有名なデートスポットで友だちのSNSとかで見ていたので今日は来れて嬉しいです」と初々しく述べた。

 anderlustと村松氏が、プロジェクションマッピングの点灯をおこなってから、今日だけの特別セットリストだというミニライブが開かれた。

 まず、アコースティックでクリスマスキャロルのスタンダード「The Christmas Song」を披露。しっとり聴かせる。そのまま越野がエレキギターを弾き語る「帰り道」(デビュー曲)~「ヒカリ」メドレー、初演となる「Scrap & Build」と続けた。演奏もさることながら、越野が帰国子女であるということで、英語の発音がとても流暢だった。

越野アンナ(撮影・小池直也)

越野アンナ(撮影・小池直也)

 ライブ後、2人の音楽との出会いについて問われると越野は「私はもともと小さい頃から遊びで作曲をやってたんです。あるとき友だちに自分の曲を聴かせたら『明日も頑張れそう』と言われて、音楽でやっていこうと思いました」と明かした。西塚は「昔からピアノをやっていました。中学2年生の時にベースを始めたのは、ベタですけどモテたいからですね」とした。

 3月にデビューしたばかりの彼ら。デビューしてから変わった事は?と聞かれると越野は「もともと友達に活動を内緒にしていて、あんなちゃんCDデビューした? という感じでした。今は毎日がキラキラしてますね」と語った。

 7月に20歳を迎えた越野。「お酒を解禁したので、色々な所で音楽とお酒を嗜んでみたいなと思います。でも1度は呑まれてみたいな」と笑顔をのぞかせながら好奇心旺盛な発言も。

西塚真吾(撮影・小池直也)

西塚真吾(撮影・小池直也)

 イベントの最後に越野は「3rdシングルが12月14日にリリースされます。今回の曲は前作までとは違って、女の子なら共感できる曲なんじゃないかと思います。可愛くてポップな作品になったと思います。これからも色々な所でライブしていきたいと思うので、ホームページをチェックしてください」と呼びかけた。

 越野アンナは、新時代のアーティストの発掘を目指して女性ファッション雑誌「NYLON JAPAN」とソニーミュージックによって2014年に開催されたオーディション「JAM」のミュージック・パフォーマンス部門で、NYLON賞を受賞した。日本人離れしたメロディーセンスと卓越した歌唱力が評価されての受賞だった。

 その後、枠にとらわれない新しい形の音楽表現を模索しながら活動を続け、そのなかでライブを通じて知り合ったミュージシャンの西塚真吾(ベーシストおよびアレンジャー)と共に立ち上げたのが、音楽ユニットのanderlust。プロデューサーは、越野の父である小林武史氏が務めている。(取材・小池直也)

この記事の写真

ありません

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)