舞台挨拶に出席した[Alexandros]と中川大志、飯豊まりえら

舞台挨拶に出席した[Alexandros]と中川大志、飯豊まりえら

 ロックバンドの[Alexandros]が25日、都内でおこなわれた、映画『きょうのキラ君』の初日舞台挨拶に出席、担当した同映画の主題歌「今まで君が泣いた分取り戻そう」の誕生秘話を明かした。また、ヒロインを務める飯豊まりえは過去に彼らのMVに出演。当時、ボーカルの川上に「映画の初主演が決まったら主題歌を書きたい」と言われた飯豊は4年越しでそれが叶ったことに「本当に驚きました」と喜びの表情を浮かべた。

 映画は人気漫画を原作とした、学園ラブストーリー。クラスの人気者に恋をした女子高校生が、ある秘密をきっかけに急接近していく。主人公を演じるのは中川大志、ヒロインには飯豊まりえが抜擢されており、他にもフレッシュで確かな演技力を誇る俳優陣も見どころ。[Alexandros]はこの映画で主題歌「今まで君が泣いた分取り戻そう」を提供している。

 この日の初日舞台挨拶には中川、飯豊に加え、葉山奨之、平祐奈、川村泰祐監督も参加。挨拶は[Alexandros]のメンバーの川上洋平、磯部寛之、白井眞輝、庄村聡泰が先に入場してファンからの歓声を浴びてから、それに続いてキャストが登壇、それぞれが挨拶した。

 川村監督は「[Alexandros]の皆さんに曲を書いてもらったっていうのも、この出会いが僕の一生の宝物になるんじゃないかという作品で。それを今日皆さまにみていただけるのが嬉しい」と心境を述べた。

 [Alexandros]の川上は主題歌について「ラブソングを書くことはあまりないんです。『一度切りの人生だからやりたい事をやろうぜ』という想いでバンドを始めたんです。一度切りの人生で大切な人に想いを伝えないといけないな、という事を考えていたら歌詞が“ぱっ”と出てきました。それはこの映画に制作段階から関わらせて頂いたおかげです。光栄でした」とした。

 また、中川は「川上さんにこの作品を愛して貰えたんだなと思いました」と楽曲から愛が伝わってくると個人的な感想を話していた。飯豊は4年前、[Alexandros]のMVに出演した事を明かして「(川上)洋平さんが『私が映画の初主演が決まったら主題歌を書きたい』と言ってくださって。それが4年越しで実現して、本当に驚きました」と不思議な縁を明かした。

 映画では川上が英語教師役として友情出演している。その初となる演技については「大興奮というか、映画の現場を拝見させて戴いたのも初めて。映画ファンとしても大興奮の1日でした。皆さんの気持ちが滅茶苦茶詰まっているので、のほほんと構えちゃだめだなと思って頑張りました」と話した。

 ドラムの白井は「グレーのニットを来てくると思ったんですけど、(他のメンバーとファッションを)合わせてきましたね」とファッション通の彼らしい観点でコメント。さらに続けて「『きょうのキラくん2』が公開されて、英語の先生が超ファンキーだなって思ったら多分僕です。よろしくお願いします」と会場の笑いを誘った。

 また葉山が、自身と同じ事務所の先輩に当たる綾野剛と[Alexandros]がテレビCMで、アヤノサンドロスとして出演している事に言及し「ハヤマサンドロスをやりたい」と話すと、川上は「僕らがまた(CMに)使ってもらえれば綾野さんはどうでもいいや」と快諾(?)した。

 また川上は、映画の内容にちなんだ、365日後にどうなっていたいか、という問いに「今よりもっと健康になりたいなと思います。メンバーで健康診断にいったんですけど、僕は焼き肉食べ過ぎって言われてしまったんです。週2で焼き肉行ってました」と答えた。今は控えているそうだが、「さっき肉巻き食べてましたよね」と出演者に突っ込まれるシーンもあった。(取材・撮影=小池直也)

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