涙目の神谷えりな(撮影・桂 伸也)

涙目の神谷えりな(撮影・桂 伸也)

 左目内斜視の再手術を受けた仮面女子の神谷えりな(25)が2日、東京・秋葉原のホームグラウンドでステージ復帰を果たした。復帰に際し神谷は大勢のファンから温かい祝福を受け、感謝の思いに涙を流しながら、改めて今後の躍進を誓った。神谷は、高2の春に後天的な内斜視を発症、一度手術を受けたが今年9月に症状が再発、11月13日のステージを区切りとして、2度目の手術に踏み切っていた。

 この日は神谷が所属するグループ・スチームガールズがステージの最後に登場すると、ファンから「おかえり!」の掛け声。その言葉に「ただいま!」と答えた神谷は、はつらつとしたパフォーマンスで復帰を飾った。ファンの声援などを目前にすると神谷は目いっぱいの笑顔を見せながらも思わず絶句。

 涙を流し、時々言葉を詰まらせながらも、復帰までの道のりを声援で支えたファンに感謝の言葉を述べるとともに「今年の流行語大賞で言われた、”神ってる”にあやかって『仮面女子、神ってる!』って言われたい! これからも頑張っていきますので、応援の程宜しくお願いします!」と変わらぬ奮闘を誓い、観衆からの惜しみない拍手を受けた。

復帰公演で熱演する仮面女子の神谷えりな(撮影・桂 伸也)

復帰公演で熱演する仮面女子の神谷えりな(撮影・桂 伸也)

 「休んでいる間に、ファンの人が離れちゃうんじゃないか」「緊張して、ステージの袖でうなっていました。体力的とかも動いていなかったので」と、久々のステージに対して心身ともに緊張の趣で迎えた復帰1日目。

 それでも「心配していたけど、ステージに立つと体も動きを覚えていて、緊張も忘れ、ステージに立つ楽しさと嬉しさでいっぱいでした」と不安要素を振り切り「最高のステージでした。改めてファンの一人一人の顔、目を見て、さらにステージ上のメンバーとアイコンタクトして笑い合えることが、こんなに楽しいもんなんだって再確認することができました」と充実したひと時を振り返った。

 症状の回復状況については「全く問題ないです。斜視という感覚はないし、皆さんが当たり前だと思っている景色を、今私は感じることができているなって、すごく思います」と新たな気持ちでステージに臨んだ様子を明かした。

 仮面女子は16日に、東京でセクシー女優によるアイドルグループ・恵比寿マスカッツとの対決ライブが控えており「仮面女子はライブに命を懸けてここで毎日ライブをしているので、絶対負けない気持ちをメンバー全員が持っている」と、強気な姿勢を見せる。また、来年の抱負としては、個人的な活動に関しても「もっとグラビアに出たいという気持ちがあり、来年こそは写真集を作りたい」と意欲的な様子も見せていた。(取材・桂 伸也)

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