受け渡しをおこなう伊藤華英さんと寺本亮洞会長(撮影・松尾模糊)

東京2020 オリンピック・パラリンピックフラッグツアーのようす(撮影・松尾模糊)

東京2020 オリンピック・パラリンピックフラッグツアーのようす(撮影・松尾模糊)

 五輪旗が都内全62区市町村を巡回する『東京2020 オリンピック・パラリンピックフラッグツアー』の歓迎セレモニーが都内各地でおこなわれている。19日には、東久留米市スポーツセンターでも開かれ、スペシャルアンバサダーを務めるTOKIOの国分太一(42)、アンバサダーの北京五輪女子競泳日本代表・伊藤華英さんが出席。東久留米市・並木克巳市長、同市体育協会・寺本亮洞会長に五輪旗を受け渡した。

 このイベントは、オリンピック・パラリンピックフラッグが、都内全62区町村を巡回するもので、10月16日に清瀬市から始まり、東久留米市は10カ所目。同市においては、そのアンバサダーを伊藤さん、スペシャルアンバサダーを国分がそれぞれ務めた。また、この日は来賓として、パラリンピック北京2008年大会男子競泳銀メダリスト、2012年英・ロンドン大会銅メダリストの小山恭輔選手が出席した。

 セレモニーがおこなわれた会場には、地元の子供達など多くの人々が訪れ、オリンピック・パラリンピックフラッグの到来を歓迎した。ステージでは、パラリンピック旗を国分から並木市長が、オリンピック旗を伊藤さんから寺本氏がそれぞれ受け取った。

受け渡しをおこなう伊藤華英さんと寺本亮洞会長(撮影・松尾模糊)

受け渡しをおこなう伊藤華英さんと寺本亮洞会長(撮影・松尾模糊)

 国分は、市内に母校があることを告げながら元気よく挨拶すると、並木市長と小山選手とは、同じ中学校の卒業生であることを壇上で聞いたことを明かし、「市長は、姉と大体同じ世代だと思います。(卒業した中学校からは)かなりの有名人が輩出されています(笑)」と地元ネタで会場の雰囲気を和ませた。

 さらに「ロンドン・オリンピックを取材してきて、地元の方々が大会を盛り上げようと努めていた姿も拝見しました。2020年の東京オリンピックも、僕が東久留米市応援団長として盛り上げていきたいと思います!」と2020年に向け、自身の地元から大会を盛り上げていきたいと意気込みを語った。

 並木市長は「本日は多くの人々に来て頂き、誠にありがとうございます。皆さんの熱い思いの込められたフラッグが東久留米市に来て感動しています。2020年に東久留米市制、50周年を迎えます。東京五輪とともに、東久留米市も盛り上げていきたい」と語った。また、中学校の後輩である国分について「とても有名な後輩を持って、光栄です」とコメントした。

五輪旗を振る並木克巳市長(撮影・松尾模糊)

パラリンピック旗を振る並木克巳市長(撮影・松尾模糊)

 伊藤さんは「オリンピックは観ることも、応援することも含めて成り立っていると思います。是非、スポーツ苦手な方も一緒に盛り上げていきましょう」と会場に集まった人々に語りかけた。

 ステージでは国分、伊藤さん、そして小山選手によるトークショーもおこなわれた。

 伊藤さんは「オリンピックは、競技でバトンを渡していく大会。リオ五輪では、早い日程からのメダル獲得が日本選手団のメダルラッシュに繋がったと思います」と今年のブラジル・リオデジャネイロ五輪大会の2日目に女子柔道48キロ級で近藤亜美選手が、柔道男子60キロ級高藤直寿選手が、それぞれ銅メダルを獲得したことが今回、日本が史上最多の総数41個のメダルを獲得した活躍に繋がったと持論を述べた。

 国分は「僕は東久留米にこんな立派なスポーツセンターができたことに驚いています(笑)」と会場から笑いを誘った。

ゲスト出演した小山恭輔選手(撮影・松尾模糊)

ゲスト出演した小山恭輔選手(撮影・松尾模糊)

 リオ五輪については「女子レスリングで吉田沙保里選手が銀メダルを獲得したときに、女子レスリング48キロ級金メダリスト登坂絵莉選手が吉田選手より号泣していた場面が印象的でした。レスリングは個人競技ですが、練習などで力を出し合っているチーム競技でもあるんだな、と思いました」と振り返った。

 小山選手は「次の東京五輪は32歳になっていて、少し難しいとは言われているんですが、是非現役として上を目指していきたいです」と2020年の東京パラリンピック大会に向け、意気込みを述べた。

 最後には子供たちや一般参加者と登壇者による記念撮影もおこなわれ、セレモニーは和やかな雰囲気で締めくくられた。(取材・松尾模糊)

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