1992年に26歳の若さで他界した歌手の尾崎豊さん。その子息で歌手の尾崎裕哉が16日、TBS系で放送された音楽特番『音楽の日』に生出演。父の名曲「I LOVE YOU」など2曲を熱唱した。日本の若者を熱狂させた父・“尾崎豊”にシンクロする優しくも力強い歌声に、ネット上では「これはあかん。泣いてしまう」「遺伝子すごすぎ」「感動した」と称賛の声が続出している。

 尾崎裕哉がテレビで歌唱するのは今回が初めて。司会を務める中居正広とのトークでは、「どことなくお父様に似ていると言われるのでは?」との問いかけに、「そうですね。最近はよく言われます」と答えた。さらに、「自分は何のために音楽をやるのかの葛藤が大きかった」「父親の分も力強く生きたい」などと話し、ステージに向かった。

 尾崎が歌唱したのは2曲。先に歌唱したのは父・豊さんの1983年のナンバーで、今も人気を集める名曲「I LOVE YOU」。ギターの引き語りでしっとりと美しい歌声で披露し、続けて、20歳のときに作ったデビュー楽曲「始まりの街」を歌唱した。

 このステージを視聴した人は、ネット上に驚きや称賛の声を続々と寄せた。「泣けた。顔も声も面影が…」「歌声も姿形も豊さんに似すぎてやばい 遺伝子すごすぎ すごい感動した」「本当に似ている。これは天国のお父さん、嬉しいだろうなぁ」「素敵な『I LOVE YOU』 途中ふっと尾崎を感じるところがあって…感動しました」などと、歌声や容姿から父・豊さんの面影を感じ取って魅了された心境を伝えた。

 さらに、「ようやく見れた尾崎裕哉 今回はオリジナル曲も披露してくれた」と歌手として活躍する息子の雄姿にほれ込んだ“尾崎豊世代”のファンも多かった。そのうえで、「やはり父の遺した宝石を歌い継ぐことも彼の使命。そう思ったのはボクだけではないだろう」との印象も抱き、“尾崎豊ナンバー”を後世に伝えていって欲しい願望ものぞかせている。

 尾崎豊さんが急逝したのは26歳のとき。一人息子の裕哉が2歳のころ。裕哉はいま26歳で、今月24日には27歳の誕生日を迎え、父が生きた年数を超える。

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