秋葉仮面の発言に驚く東国原英夫(撮影・桂 伸也)

秋葉仮面の発言に驚く東国原英夫(撮影・桂 伸也)

 秋葉原の地下アイドルグループ仮面女子が、選挙ユニット『秋葉仮面』を結成。そのテーマ曲「選挙行こうぜ!」の発表会イベントが20日、東京・秋葉原のアリスプロジェクト常設劇場「P.A.R.M.S」でおこなわれ、ゲストとして、元宮崎県知事で前衆院議員のタレント、東国原英夫(58)が登場した。

 選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられ、初の選挙となる7月の参院選(6月22日公示、7月10日投開票)。全く新しい“時代”をにらみ、投票率の低下が問題視される現代において、若者をターゲットとし同世代の若者へ政治に関心を持ってもらい、投票所に足を運んでもらうアピールを行うことを目的として「秋葉仮面」は結成された。

 「秋葉仮面」のメンバーは、元東大生の桜雪(23)をリーダーに、山下ゆあ(19)、陽向こはる(17)、涼邑芹(17)の4人で構成される。テーマ曲「選挙行こうぜ!」の作曲は「マル・マル・モリ・モリ」の作詞・作曲でおなじみの宮下浩司さんが手掛けている。

 桜は、今回の参院選について「若者の投票率が今回の選挙で上がれば、政治家も若者を意識した政策を進めざるを得なくなってくるのかな、というのが私の考え。そうすれば若者も政治に関心を持つので、今回の結果は大事だと思っています」と若者の一人として、積極的な政治参加の意向を語った。

東国原英夫を囲んで記念撮影に応じる秋葉仮面(撮影・桂 伸也)

東国原英夫を囲んで記念撮影に応じる秋葉仮面(撮影・桂 伸也)

 合わせて「若者は何で動くか、というとこういったアピールの活動とか、昔から持っているこだわり、保守的な考えとかじゃなくて、本当に新しいもの、キャッチーなもの。だから私たちの活動を通して興味を持ってもらい、投票率を上げていければと思っています」と、このグループでの活動をアピール。

 東国原は、この活動に対して「素晴らしいことだと思います。あらゆる方が選挙、政治に関心をもっていただくための活動をしていただくことを望みます」と、賞賛の言葉を送った。

 先日、辞職を発表した舛添要一都知事、その後任候補として名も挙がっている東国原に、桜はストレートに「出馬はされないんですか?」と質問するも、東国原は「7月に天王洲でおこなわれる舞台に出る予定のため。もしそれがなければどうなっていたかわからないですが」と、あくまで都知事選への出馬は否定。

 このイベントで東国原に親近感を覚えたという山下は、不出馬に残念な思いを語りながらも「選挙についていろいろ教えてもらいたいし、今日ずっとお話していて本当のパパみたいだと思いました! パパになって欲しい!」と大胆アプローチ、東国原は「パパ? パパにもいろいろあるけど…」と少し焦りながら「政治行政についてなら、何でもお答えしますよ」と親切に答えていた。

 現在17歳で、まだ選挙権が得られない陽向は「私自身は、全然選挙に詳しくないんですけど、この秋葉仮面に選抜されてから選挙のことについて勉強していくと、すごく政治や選挙って楽しくて、興味がわいてきました。誕生日が7月なのでまだ投票はできないんですが、次の選挙は絶対に投票したいと思います」とコメント。

 同じく17歳の涼邑「これから次の選挙に向けて勉強もしたいし、親も投票しに行っていないので、お母さんも一緒に『投票しに行くぞ!』と連れていきたいと思います!」とその意気込みを語った。(取材・桂 伸也)

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