ライブレポート
a flood of circle、10周年ツアーセミファイナルに見た青い閃光
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青い閃光
「これが最後のライブと思うくらい」の悲壮感と、思わず人を笑顔にさせる温かい愛情が、ステージ上で不思議なミックスを果たしている。苦難に満ちた10年であったが、その10年があったからこそ、AFOCのライヴはこんなにも素晴らしいものになった。
佐々木は決然と「これはゴールでも集大成でもない。これからがスタートだ」と言う。佐々木の口から「これからのこと」がいくつも伝えられる。この日のライブは、9月7日に映像作品『THE BLUE MOVIE -青く塗れ!- 2016.06.04 Live at 新木場STUDIO COAST』としてリリースされる。10月よりツアー「A FLOOD OF CIRCUS大巡業 2016」とイベント「A FLOOD OF CIRCUS 2016」の開催もアナウンスされた。「大巡業」はツーマン、「A FLOOD OF CIRCUS 2016」ではカッコいいバンドをいっぱい呼ぶイベントになるという。
アンコールで披露された、佐々木曰く「もっと遠くへ伝えたいという気持ちが強すぎて、イギリスまで行ってしまった」ロンドンレコーディングの新曲「BLUE」は素晴らしかった。憂鬱のブルーと底抜けに青いブルーが見事に混ざり込んでいる。今までになくキャッチーだけれど、まぎれもなくAFOCのロックチューンだ。これからの10年、彼らはもっともっと青くなる。そんなことを思わせる新曲であり、ライブだった。(文・柳憲一郎)
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