福山雅治、世界の音楽の源流に触れる

取材会で記者の質問に答える福山雅治

 シンガーソングライターの福山雅治が音楽のルーツを世界に訪ねる特番『福山雅治 SONGLINE ~歌い継ぐ者たち~』が、NHKで放送される。20日には、東京・渋谷のNHK放送センターで取材会が開かれ、福山は「音楽は国境や色んなものを越えると言いますけど、それを改めて体験させてもらえた旅でした」と振り返った。

 『福山雅治 SONGLINE ~歌い継ぐ者たち~』は、福山が世界各国を訪れ、交流しながら、そこに残る音楽のルーツに迫る特番。第1回は「人はなぜ歌うのか?」をテーマに25日夜、NHK総合で放送予定。また、ブラジル音楽に迫るという第2回も夏に放送が予定されている。

 タイトルにもなっている「SONGLINE」とは、オーストラリアの先住民アボリジニの間に伝わるコミュニケーション方法であり道。神話やさまざまな言い伝えをつづった歌を大切に守ってきた。そして、この言葉が世に広まったのはイギリスの紀行作家ブルース・チャトウィンの著書「The Songlines」(1987年刊行)だった。福山はこの言葉がとても印象に残っているという。

 取材会では、ダイジェスト映像を10分鑑賞してから、福山への質疑応答という形式でおこなわれた。30分という限られた中ではあったが、福山の音楽への情熱が語られる濃密な時間となった。

 最後に福山は「よく、音楽は国境や色んなものを超えると言いますけどそれをまさに改めて体験させてもらえた旅でした。『シンプルだけど最初に聴いただけで覚えられて、みんなと一緒に歌える曲をつくりたい』と考えてできた曲もありました。多分そういうことが今後の作曲とかに影響してくると思います」と今回の旅を振り返っていた。

 なお、今回の質疑応答の内容は、福山の音楽に対する情熱がうかがえるものでしたので、後日、全文掲載します。(取材・小池直也)

▽SONGS スペシャル
「福山雅治 SONGLINE ~歌い継ぐ者たち~」 第1回 人はなぜ歌うのか?
<放送予定>3月25日(金) 夜10時~10時59分 NHK総合

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