福山雅治が、30日放送の日本テレビ系新音楽番組『with MUSIC』春の2時間SPに出演し、「ひとみ」と「想望」の2曲を披露した。トークセクションでは34年間ヒット曲を連発し続ける理由や、福山のエゴサ事情などさまざまなテーマで展開した。

 番組では福山が34年間ヒット曲を連発し続ける理由について言及。それに対して「めちゃめちゃ必死でしたね。今も必死ですけど」と軽い感じで答えると、番組MCの有働由美子が福山の仕草から「あまり必死に感じない」とツッコむと、福山はこの番組でアーティストナビゲーターを務める松下洸平を引き合いに出し、「僕と松下さんはイケメンだからちょっと損しちゃうんです。爽やかだから苦労が見えない(笑)」と、ユーモアのある返し。

 音楽と俳優の二刀流について、福山と同じ境遇の松下は、「大変ですよね。両輪で最前線に行けるというのは、僕もそこを目指していますけど、生半可な気持ちではできないと感じている最中です」と、改めて福山の凄さと心境を語った。

 福山は楽曲制作について、「そんなにツルツルと曲が出てくる人(タイプ)ではないので、ずっと煮詰まっていると言っても過言ではない。今となってはラッキーだと思うんですけど、自分に才能がないと思ってたし、今も思っているんですけど」という回答に驚く有働。続けて福山は、「3日寝なかったらいいメロディが浮かぶかなとか、ノート1冊潰したら1フレーズくらい心に刺さるフレーズ出るかなとか、技術とかではなくて、うさぎ跳びをするとかそれに近い」という。

 さらに有働から「エゴサーチはする? 私はやめたんですけど」という問いに福山は、「エゴサというのかわからないですけど、朝起きたらするし、寝る前もしてますよ。こういう意見もあるかなみたいな」と意外な回答。その中で最近ではファルセットを多用した楽曲が多いことから、カラオケで歌いづらくなったというコメントを見たという福山は、「確かにと思って受け止めています」とリスナーの意見をしっかりと見ていることが伝わってきた。

 ざっくばらんなトークの後に披露された「ひとみ」はドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)の主題歌に起用。福山が台本を読み込み書き下ろした楽曲。ドラマの世界を優しく包むような包容力をもった作品で、父と娘の手紙形式の歌詞が印象的。そして、もう1曲披露された「想望」は、映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」主題歌で、映画の主人公である特攻隊員の彰の視点で福山が書き下ろした「いま、日々を生きていることの幸せ」を描いたバラード。原作にはない未来を表現した歌詞が特徴で、「ひとみ」と同様に随所で聴ける福山のファルセットが心地よい楽曲で感動を誘った。

 『with MUSIC』は4月13日(日本テレビ毎週土曜 後7時56分~)からレギュラースタートする新しい音楽番組。MCは有働由美子、アーティストナビゲーターは松下洸平が務める。アーティストのルーツに触れるトークから、最新ヒット曲までギュッと詰まった時間を届ける。

この記事の写真

ありません

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)