3分クッキングを披露するタカオユキ(撮影・田浦ボン)

3分クッキングを披露するタカオユキ(撮影・田浦ボン)

 シンガーソングライター、声優のタカオユキとイラストレーターのちゃもーいからなる目と耳から刺激する新世代視聴覚ユニット、みみめめMIMIが去る3日、兵庫・神戸のVARIT.で、ワンマンライブ『視聴覚アカデミー~地元だョ!全員集合~』を開催した。

 『視聴覚アカデミー』とは、みみめめMIMIの自主企画イベントで、親交やリスペクトするアーティストを招く。過去にはi☆Ris、分島花音などが出演している。今回は、タカオユキの地元・神戸での開催のため、特別企画としてワンマンライブとなっていた。

 この日は、会場BGMにのせて登場したタカオユキが、ステージ中央に置かれたキーボードの前に着席し、しっとりと「Am I Ready?」の弾き語りからスタート。

 「視聴覚アカデミーにお越しのみなさん、ようこそ! 地元の神戸での開催ということで、スペシャルに今日は2部制でやっていきたいと思います。第1部は部屋の中をイメージしてアコースティックverでお送りしたいと思いますのでゆったりした気持ちで聞いてください」と挨拶。

 ステージ上の大きな間接照明に照らされながら、「Mr.Darling」を情熱的に演奏し、神戸時代の思い出として中学時代に始めて人前で歌った曲である倉木真衣「always」を披露。その後は「ミッデイ」「センチメンタルラブ」を弾き語りで披露し、しっとりとした贅沢な第1部が終了した。

 第2部では、アコースティックだった第1部とはうってかわって、「兎ナミダ」「1、2、少女」「CANDY MAGIC」といった盛り上がり曲を連発。ダークな衣装をまとったタカオユキが「後半戦はもっと盛り上がっていけますよね!?」と問いかけ、観客の熱はヒートアップ。

 その後「今日は神戸スペシャルということで、初めて見ると思うんですが、おもしろいことやってもいいですか?」と話し、自身の特技であるお弁当作りを披露すると発表したところ、フロアから驚嘆の声があがる。3分間クッキングのテーマにのせて、パプリカを神戸ポートタワーに見立てた立体的なお弁当を完成させ観客が驚きに包まる中、お弁当作りについて歌った未発表曲の「O.B.E.N.T.O!」を披露し、キュートな一面を見せた。

 「お腹がいっぱいになったところで、初披露の楽曲を!」と話すと音楽クリエイターまふまふとコラボした「相対性レプリカ」を初歌唱。さらに「瞬間リアリティ」、「チャチャチャ」ではコール&レスポスンスで会場とひとつになるとステージをあとにした。

 アンコールを受けて、タカオユキがフロアに再登場。ここで彼女から、機材トラブルがあり、用意していた映像が流れず本来の演出ができなかったことが告白された。「そこで、やる予定ではなかった曲を1曲披露します」と話すと、デビュー曲の「センチメンタルラブ」を披露。

 「次回のワンマンライブが7月23日に大阪・梅田CLUB QUATTROで決定しました!」と彼女から発表されると大きな歓声があがった。その歓声の中、手ぬぐいを片手に、アッパーチューンの「天手古舞」、「サヨナラ嘘ツキ」を2曲立て続けに披露し、第1部の弾き語りによるストイックさ、第2部のキュートで力強い魅力が凝縮された「視聴覚アカデミー~地元だョ!全員集合~」が閉幕した。

 次回の「視聴覚アカデミーVol.4」はfhanaをゲストに4月3日、渋谷WWWで開催。更に、7月23日には大阪・梅田CLUB QUATTROを皮切りに『みみめめMIMI LIVE TOUR 2016』をスタートさせる。

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