ピアニストの反田恭平(21)が23日、東京港区のサントリーホール・大ホールで、デビューリサイタルを開催。ウラディミール・ホロヴィッツ(1903年―1989年)が愛奏した1912年製ピアノ「ニューヨーク・スタインウェイ」《CD75》で、フランツ・リストの楽曲などを奏でた。

 この日は2000人の観客が詰めかけた。息を呑むような静寂したホールのなかで、反田は卓越した演奏技術を駆使して、難曲とも言われる超絶技巧練習曲第8番「狩り」などを時には激しく、時には優しく多彩に奏でた。最後はスタンディングオベーションも発生。割れんばかりの拍手に包まれた。

 この日は、次回のリサイタル開催も発表された。8月30日・31日・9月1日の3日間、東京・浜離宮朝日ホールで開催される予定。

曲目

J.S.バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ
モーツァルト:ピアノ ソナタ第3番
バラキレフ:東洋風幻想曲「イスラメイ」
リスト:超絶技巧練習曲 第8番「狩り」
リスト:スペイン狂詩曲
リスト:コンソレーション「慰め」第3番
リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
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