AKB48岩田華怜は5日昼に開催された公演でグループからの卒業を発表。夜遅くになって自身のグーグルプラスを更新し、「決断に至るまで、たくさんたくさん悩みました」と背景を綴った。その上で、「小さい頃からの夢である女優さんになるために」芝居の勉強を進めていきたい考えを報告。仙台市出身で、東日本大震災からの復興にアイドルの立場から精力的に活動してきた岩田が、新たなチャレンジへ向けて大きな決断を下した。

 5日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた春風亭小朝プロデュース『イヴはアダムの肋骨』の昼公演に出演した岩田。その際、グループからの卒業を発表し、終了直後にはツイッターでも報告。その後、夜公演に出演した後、自身のグーグルプラスを更新し、卒業を決めた背景や今後の方向性を綴った。

 岩田は「突然の卒業発表、驚かせてしまってごめんなさい」とファンに向けて謝罪し、「卒業のことは前々から頭の中にあって、それを具体的に考え始めたのは去年の秋頃からでした」と卒業発表の背景を綴った。

 卒業発表のタイミングは、自身の中では昨年の内に済ませたかったという。ただ、「12月の東北握手会でちゃんと地元の応援してくれたファンの皆さんにも自分の口で御礼を言いたかったんですが、なかなか公演スケジュールが合わず、今日になってしまいました」とした。

 さらに、「決断に至るまで、たくさんたくさん悩みました。同期にも誰にも言ってなかったんです。言えなかった、が本心かな。。。」と、同期である第12期のメンバーにも告げていなかったことを明かした。

 そして、「だから本当に自分で決めたことです。後悔はしてません。まだ早いよ、と言ってくださる方もいるけど、私には『今』だったんだと思います」と卒業を決断したことに後いはないとした。

 岩田は卒業後についても言及。「卒業後は、小さい頃からの夢である女優さんになるために、ひたすら努力し、お芝居の勉強に専念したいと思います」と女優の道に進むことを報告。

 卒業時期は未定ながら、「ファンの方と、メンバーと出来るだけたくさんの思い出を作りたいと思ってます。卒業まで、そして卒業後も、今まで以上の応援をどうかよろしくお願い致します!!!」とメッセージを締めくくっている。

 岩田は2011年2月、「AKB48第12期研究生オーディション」に合格。同年3月に出身地の仙台にある実家で東日本大震災に見舞われた。2012年8月には、NHKの被災地支援番組『カレンの復興カレンダー』のナビゲーターとして現地の様子を伝え、同じくNHKのチャリティーソング『花は咲く』にも参加。アイドルの立場から復興支援を精力的に支え続けてきた。

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