AKB48グループの総合プロデューサーである秋元康氏(56)が、トークアプリ「755」で、複数のメンバーからグループ卒業の相談を受けていることを明らかにした。来年発足10周年を迎えるAKB48は大きなイベントがあるごとに「メンバーの○○が卒業か」との憶測が流れる。先日も総監督の高橋みなみ(23)が1年後の卒業を発表したばかり。ファンの間では動揺が広がっている。

 秋元氏は「10年に一度の大風邪。絶不調。HKTは発売延期になりそうだ。すまん」という言葉の後に「いろいろなメンバーから卒業の相談が来るけど、みんな、大丈夫かなあ」と切り出した。衝撃的とも思えるこの発言はネット上で話題と集め、ファンからは心配する声が相次いだ。

 これを受けてなのか、秋元氏は数時間後に改めて“卒業”の意味を長文に渡り投稿。卒業の相談者には「『引き止めて欲しい』か『背中を押して欲しい』」という二通りのタイプがあり、現場マネージャーやスタッフの意見を聞き、本人の意見を尊重した上でアドバイスを行っていると説明。さらに、その時に「卒業もありだな」と思うことがあるとも明かした。

 その理由について秋元氏は「ダイヤモンドの原石である彼女たちを、プロデューサー秋元康は磨き切れなかったけど、他のプロデューサーから磨いてくれるかもしれないと思うのです。僕は万能でありません。僕の能力にも限界があります。だから、卒業することによって、他のプロデューサーと出会い、僕とは違ったプロデュース方法で成功するなら、それもいいなと思うのです」と書き綴った。

 また例として、過去に才能を感じながらも「今の自分には上手にプロデュースできない」として断った新人に、小林武史氏のプロデュースでメジャーデビューし、その後も活躍している歌手のSalyuの名前を挙げた。

 それでも“大量卒業”を懸念するファンには「一斉に卒業するということではありませんよ。一年後、二年後、三年後に卒業するまでの過ごし方を含めて、相談に来るということです。『まだ早いだろう?』というメンバーまで」と付け加えた。

 来年12月に結成10周年を迎えるAKB48。一期生だった高橋みなみは先日卒業を発表。残る同期メンバーは小嶋陽菜と峯岸みなみだが、2人についても度々卒業の噂が流れている。小嶋に至っては今年のAKB48選抜総選挙で卒業未遂を演じている。

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