葉加瀬太郎とゲストで登場した小田和正

葉加瀬太郎とゲストで登場した小田和正

 バイオリニストの葉加瀬太郎(47)が28日にデビュー25周年記念ツアー『25th Anniversary Concert「DELUXE」~Best Selection~』の最終公演を大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で行った。代表曲「情熱大陸」など全16曲を演奏した。そして、最終日のサプライズゲストに小田和正(68)が登場し、オフコースの「言葉にできない」と「今日も どこかで」を歌唱し2700人のオーディエンスを魅了した。

 12月18日から20日に東京・NHKホールで行われた同公演にはゲストにMay J.が参加した事もあり、最終日はどんなゲストが来るか?とファンの期待が高まっていた中、登場したのは、なんと小田和正!小田は葉加瀬がオーガナイズする情熱大陸フェスの09年・大阪、12年・東京に出演した事はあるが、ソロ・コンサートにゲストで参加するのは初めて。

 6曲目のエトピリカの演奏が終わると「毎年100公演ぐらいのツアーを20数年続けてきた僕に、ご褒美を下さる方がいらっしゃいまして・・・。もちろん皆さんにとってもプレゼントですが」と緊張しながら小田をステージに呼び込むと、会場は騒然。

 学生時代にオフコースをラジオでよくエアチェックしてたという葉加瀬は、この日、隣の楽屋でリハーサルする小田の生声に「今日は絵日記に書かなきゃ!」というほど興奮していたそう。

 さらに09年の情熱大陸フェス大阪公演に初めて小田が出演した際、歌声に聞き惚れたあまり、自身の演奏パートを弾き忘れた事も告白。『今日は頑張って、あの時の曲をリベンジしたいと思います!』と始まったのはオフコースの『言葉にできない(82)』。小田のピアノ、葉加瀬のヴァイオリンに、柏木広樹のチェロとシンプルな編成ゆえ、広い会場に歌が響き渡り、2700人の観客もうっとりと聴き入る。

 続いてはバンドメンバーがステージに戻り、小田はハンドマイクに持ち替え『今日も どこかで(08)』を披露し、大きな拍手に送られ小田はステージを降り、ここで第1部が終了。

 第2部はセリーヌ・ディオンとの共演で知られる「To Love You More」や、バンド・マスターの柏木広樹の新アルバム収録曲等を披露し、シルク・ドゥ・ソレイユ「ドラリオン」のテーマ曲「Time Messenger」で本編終了。

 アンコールはお約束の「情熱大陸」。激しいラテン調にアレンジされた同曲を、メンバー全員が人気グッズのジュリ扇ならぬ、葉加扇子を振りながらの熱演。客席も総立ちとなり、真冬にも関わらず場内は熱気で満たされ大興奮。全16曲、3時間近くに及んだツアー千秋楽を葉加瀬の地元、大阪で締めくくった。

《葉加瀬太郎》25th Anniversary Concert「DELUXE」~Best Selection~

12月28日 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)

セットリスト

01.WITH ONE WISH
02.ひまわり
03.Bon Voyage
04.Boys be Ambitious
05.エターナル
06.エトピリカ
07.言葉にできない with 小田和正
08.今日も どこかで  with 小田和正
~ INTERMISSION ~
09.シシリアンセレナーデ
10.The Mission to Complete
11.To Love You More
12.Cielo Azul 
13.JOY OF LIFE
14.Born to Smile
15.Time Messenger
~ENCORE~
01.情熱大陸

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