田中れいなバンド、つんく作詞のデビュー曲初披露
盛大の内に幕を閉じたアップフロントグループ主催「MUSIC FESTA Vol.3」の様子=15日午後、東京・渋谷(撮影・桂 伸也)
アップフロントグループ主催の音楽イベント『MUSIC FESTA Vol.3』が15日、東京・渋谷のO-EASTで行われ、中島卓偉や松原健之、渡瀬マキたち豪華メンバーが出演。往年のヒット曲などを披露し、盛況のうちに幕を閉じた。また、田中れいな率いるLoVendoЯが、つんく作詞によるメジャーデビュー曲「普通の私、ガンバレ!」を初披露、会場を盛り上げた。
『MUSIC FESTA」は2013年3月に「Vol.0」として開催され、その後、シリーズ化。今回で4回目の開催となった。4月18日の北海道・Zepp Sapporoを皮切りに、全国4公演が開かれ、この日がファイナル。初期よりイベントに参加している中島卓偉を中心に、アップフロント所属の、今が旬のアーティスト、ベテラン、フレッシュマン、さらにロックを始めバラエティ豊かなジャンルを取りそろえ、今年も盛大にステージが開催された。
往年のヒット曲を披露
オープニングは、司会のさわやか五郎の呼び込みより、このイベントの出演アーティスト全員がステージに登場した。最後に中島卓偉と松原健之が肩を組み、クリスタルキングの「大都会」を熱唱しながら登場と、アットホームな雰囲気をかもし出しながら、熱気満々のステージを予感させた。
そして、手始めにLINDBERGのヒット曲の一つ「BELIEVE IN LOVE」を全員でセッション。程よくフロアの観衆の興奮を高めてイベントはスタートした。
この日のステージは、LoVendoЯの魚住有希、宮澤茉凜と、中島卓偉がバックバンドの一員としてそれぞれの出演者をサポート、さらに随所で各グループのボーカリストがコーラスでサポートを行い、普段のライブではまず見られないエキサイティングなステージを序盤から展開。
Bitter&Sweetや城太郎、松原健之
トップバッターとしてステージに登場したのは、キュートなガールズ2人組ユニットのBitter&Sweet。普段のライブではオケでプレーを見せている彼女らは、生バンドによるサポートで、いつもよりロックでアクティブなステージを展開。
彼女らに続き登場したのは、ラテンフレーバーたっぷりのグルービーサウンドを聴かせたエリック・フクサキ、クリアボイスが心地良いアコースティックサウンドが特徴の城太郎、そして情熱たっぷりの演歌サウンドを聴かせた松原健之と、多彩なサウンドカラーで、観衆の耳をたっぷりと満足させた。
渡瀬マキと田中れいながピンクレディーに
さらにブレイクタイムでも、LINDBERGの渡瀬マキとLoVendoЯの田中れいながピンクレディーに扮し「ペッパー警部」を披露するなど、ほっこりするような催しも随所で取り入られ、観衆の気持ちをステージに引き付けて放さない。
後半は実力派アーティストが立て続けに登場し、会場の熱気は高まるばかり。7月にメジャーデビューを果たすことが決定しているLoVendoЯは、つんく作詞によるメジャーデビュー曲「普通の私、ガンバレ!」をこの日初披露し、観衆を魅了した。
さらにイベントのゲストであり、人気急上昇中のTHE ポッシボー、そしてこのイベントのバンマス中島卓偉と、白熱のステージに会場のボルテージも最高潮に。そしてイベントのクライマックスには渡瀬マキが登場。LINDBERGのヒット曲「君のいちばんに」を披露。
その後は、この日の出演者全員をステージに呼び込み、同じくLINDBERGの「もっと愛し合いましょう」そしてアップフロントワークス制作のYOUTUBE番組「MUSIC+」の企画から生まれたオリジナル曲「ありがとうのシャワー」を全員でセッション、大盛り上がりのうちにステージは終了した。
それでもなおアンコールをせがむ観衆の声に応え、全員でLINDBERGの代名詞とも癒える名曲「今すぐKISS ME」、そして『MUSIC FESTA』のために渡瀬マキが作詞、中島卓偉が作曲をしたオリジナル曲「だいじょうぶ」をステージ、フロア一体となって熱唱、大盛況のうちにイベントは幕を下ろした。 【桂 伸也】