NTV『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』最終回。奥平大兼が演じる星崎(日本テレビ)

 『ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-』(Disney+配信中)で主演を務める奥平大兼。2023年は話題作に数々出演し各作品で話題を呼んだ1年となった。

 特に話題になったのは7月期の日本テレビ系『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』だ。初回放送から多くの反響があり、毎話終了後にSNSでは誰が担任を殺害した犯人なのか、予想合戦となっていた。

 奥平は何を考えているか読み取り辛い謎多き生徒・星崎透を演じた。最終回の第10話では衝撃な結末が待っていた。九条里奈を突き落としたのは星崎透。「白黒映画みたいな、空しい世界」「誰かのために生きてみたかった」。九条を突き落とされたのち、星崎は自ら命を絶つつもりだったが、2周目の人生を生きていた九条に止められた。九条を突き落とせなかった星崎は柵を超え、九条2周目人生でも命を絶とうとする星崎だったが、宙に浮く星崎を懸命に掴む九条。そこに、クラスメイトたちが下から名前を叫びながら星崎のもとに駆け上がろうとする姿が。星崎から見たこの景色には色が付いていた。九条の夫・蓮の力もあり、落ちず引き上げられる。「皆の後ろで見えてる『真っ赤な』太陽はきっと一生忘れないんだろうね」と命を絶つのを止めた。最終回の奥平の演技にはSNSで多くの反響があった。

 他にも、映画『ヴィレッジ』、『あつい胸さわぎ』『ネメシス 黄金螺旋の謎』など話題になった映画に出演し、11月25日に実施された『TAMA映画祭』では本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する「最優秀新進男優賞」を受賞。受賞理由についてTAMA映画フォーラム実行委員会は「物語に溶け込み、役柄を的確に捉える優れたバランス感覚と素直な表現力は、映画の未来を担っていくことを予感させる」と評価した。

 現在、Disney+で配信中の『ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-』では主演・タイムを演じている。本作は「実写」と「アニメ」で描かれる2つの世界を舞台にした、Disney+のオリジナルファンタジー・アドベンチャー超大作だ。全8話で1月24日まで毎週配信され、日本を始めとする世界44カ国で現在、配信中。

 2024年も活躍が期待される。3月8日公開の映画『PLAY!~勝つとか、負けるとかはどーでもよくて~』に主演を務めることが決まっている。本作は「eスポーツ」を題材にした日本初の劇映画であり、徳島県の高等専門学校を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。奥平は金髪にピアス、見た目はヤンチャのeスポーツビギナーの郡司翔太を演じる。

Photos

記事タグ