一青窈が、日本財団が、アスリートやスポーツに関する社会貢献活動の優れたロールモデルを表彰する、今年の「HEROs AWARD」を受賞した。アーティストとしてはAI、森山直太朗に続く3人目の快挙となった。先日都内で行われた「HEROs AWARD 2023」での授賞式に出席した一青窈は「とても嬉しいです」と喜んだ。この場では「ハナミズキ」を熱唱し魅了した。

 【動画】「ハナミズキ」を熱唱する一青窈

 7回目となる今年は、アスリート部門として、プロスノーボーダーの荒井daze善正さん、元競泳日本代表の伊藤華英さん、プロ野球選手の和田毅さん、チーム・リーグ部門では、北海道日本ハムファイターズ、企業部門では、アディダスジャパン株式会社がそれぞれ「HEROs AWARD」を受賞した。

 アーティストとしては3人目となる「HEROs AWARD」を受賞した一青窈。児童養護施設や病院でのチャリティライブなど、音楽を聴くことが困難な環境にある人に歌を届けることを目的に自身が立ち上げた「GIGI Project」の活動を中心に、長年様々な社会貢献活動に取り組む姿が評価された。

 自身の代表曲の一つでもある「ハナミズキ」について、「9.11の際、ニューヨークに住んでいる友人の家が瓦礫の中に埋まったということを聞き、友人とその恋人が100年続いて欲しいという想いからこの曲を作りました。今日は目の前にいるあなたとその好きな人が100年続きますように歌います」と話し、思いを込めて「ハナミズキ」を熱唱した。

 その後、審査員の中井美穂さんよりトロフィーを受け取った。「こうやって皆さんの前で歌うのも、たった1人のために歌うことも、変わらない気持ちでやっているので、それが届いたことが認められてとても嬉しいです」と喜びを表した。

 また「GiGi Project」については「コロナ禍では、病院でのライブを行うことが叶いませんでした。子供が3人いることもあり、児童養護施設でチャリティライブを開くことが多くなり、自分自身も虐待についてなど知る機会になりました。たくさん歌を聴いて喜んでもらえるなら命あるかぎり歌いたいと思います」と話し、今後も精力的に活動を進めていく意気込みを語った。

一青窈

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