遠藤憲一演じる柏木史郎

 遠藤憲一が、Amazon Originalドラマ『エンジェルフライト』(配信中)に出演。米倉涼子演じる主人公の伊沢那美と一緒に会社を立ち上げた強面の会長・柏木史郎役を務めている。その遠藤が世界中で起こる生と死をテーマにした本作の背景にあるもう一つのテーマが“若者の心の成長”であり、松本穂香演じる自分の居場所を探す新入社員・高木凛子の葛藤が描かれていると明かした。

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 本作は第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子さんの「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」を原作に、国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を描いた一話完結の感動のヒューマンドラマ。

 柏木役の遠藤は、短気で毒舌な女社長・那美から熱血指導を受ける新入社員の凛子がこのドラマの重要な登場人物であると明かし、「凛子は親に対する不安も抱えながら新しい仕事で揺れ動いている…。仕事のことでも家族のことでもこれでいいのかな?って思っている人が世の中にもいると思うんだよね。若い世代の方々に共感されるような役だと思います。最後の結末はネタバレになるので詳しく言えないのですが、お母さんとの関係も自分の中でのゴ-ルを見つけていくし。“若者の心がどのように成長していくか”というところが、このドラマのもう一つの大きなテーマです」と、若者の葛藤が描かれていることを語る。

エンジェルハース

 そんな凛子は有名な大企業に就職をしても“自分の居場所ではない”と感じ、転職を繰り返していた。そして転職活動時に参加した会社説明会で那美と出会い、英語力が生かせる国際霊柩送還士という仕事に憧れを抱き入社を決意。自分の居場所が見つかるのではないかと可能性を感じて入社したのはいいものの、あまりにも過酷な業務で理想と現実のギャップを感じ、早くも頭を悩ませていた。

松本穂香演じる新入社員・高木凛子

 作中では、それでもなお必死に食らいついていく凛子の姿が描かれるが、凛子役の松本は「凛子は国際霊柩送還士になるまで目標や覚悟を持って生きているような人物ではありませんでした。会社に入って那美さんや他のエンジェルハースのメンバー、そしてご遺族と接する中で、色々な影響を受けて次第に彼女の中に何かが育っていくんです」と、エンジェルハースで働くうちに心が変化していくと言及した。

米倉涼子演じる主人公の伊沢那美と松本穂香演じる新入社員・高木凛子

 現代では、「果たしてこれが本当に自分のやりたいことなのか?」、「自分の居場所はここで合っているのか?」などと“自分探し”に葛藤する者も多いが、Z世代の一人として何かに悩み、葛藤しながら自分なりの答えを見つけていく凛子の行く末にも注目だ。

 国境を越え、あらゆる試練を乗り越えて、遺体とその“魂”を母国で待つ遺族のもとへ届けるプロフェショナルたちの実話を基にした感動の物語。Prime Video が贈るAmazon Original ドラマ『エンジェルフライト』は独占配信中。

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