AKB48千葉恵里

　千葉恵里が、自身初の写真集『エリンギ』（玄光社）を発売する。AKB48の60枚目シングル「久しぶりのリップグロス」で初のセンターを務めるなど、今後のAKB48を担うメンバーとして呼び声が高い。一方で、スラッとしたスタイルでファッションショーのランウェイを歩くなど同世代からも人気を集める。そんな彼女が「自分の好き」を詰め込んだのが本作。どのような思いで臨んだのか。動画インタビューで届ける。【取材・撮影＝木村武雄】

夢の駄菓子屋

――写真集の話が最初に来たのはいつ頃ですか？

　2021年秋ぐらいです。それから撮影に入るまでは時間がありました。もともと私が写真集を出せると思っていなかったので不安もありましたが、ファンの方からも出してほしいという声をたくさん頂いていたので、お話を頂いた時は嬉しかったです。

――こういう写真集にしたいという構想みたいなものはあったんですか？

　構想というよりかは、自分の好きなものを詰め込んだ感じです。「制服を着たい」、「浴衣を着たい」、「日本一大きい駄菓子屋さんに行きたい」という要望を叶えて頂きました。

――今回の撮影は岡山県ですが、その駄菓子屋さんも岡山にあった？

　そうです！　岡山にあったこともあり、岡山に決まりました！

――撮影に入るまでに取り組んだことは？

　いつも通りの日常を過ごしてました。特に体を鍛えるわけでもなく、食事制限を大きくすることもなく。でもまつ毛が抜けてしまったので「まつ育」は頑張りました（笑）

――大好きなお菓子も制限はせず？

　制限はしなかったです。普通に食べてました（笑）。でも時間を制限することはしました。夜の６時以降は食べないとか。夜は吸収しやすいのでそういうところは気を付けました。

AKB48千葉恵里

念願の制服でプール

――撮影で印象的だったことは？

　やっぱり、私の一番したいことでもあった、制服でプールに飛び込むカットです。ずっとしたくて写真集が決まって「何をしたい？」と聞かれた時に、まずそれを提案したぐらいでした。青春でエモい写真が撮れました！

――なぜそれを撮ってみたかったんですか？

　いろんなアイドルさんがＭＶでやっていて、それを見て「私もやりたい！」って思っていてずっと夢でした。でも小学生ぶりの着衣泳だったので、変な感じはしたんですけど…（笑）でもこのご時世、プールに行く機会もなかなかないので、久しぶりのプールですごくはしゃいでました！

――制服姿での撮影はどうでしたか？

　学校での撮影もたくさんあったので、懐かしい気持ちになりました。高校は卒業したので、制服はコスプレになってしまうんですけど、10代のうちに着れたので「まだコスプレじゃない」ということにしておいてください（笑）

――特に緊張はなかったですか？

　なかったです！自然体の自分を撮って頂きました。

AKB48千葉恵里

信頼のスタッフと

――今回、カメラマンが細居幸次郎さんでした。いかがでしたか？

　本当に面白い方で、今まで出会ったことがない表情を引き出して頂きました。友達といる感覚というか、いい意味で撮られていない感覚で、ありのままの自分をさらけ出しました。

――スタイリストの稲葉さん、メイクの岡村さんは千葉さんが要望されたとか。

　稲葉さんは以前から撮影でお世話になってた方で、稲葉さんが用意される衣装はすごく好きだったので、今回ご一緒に出来て本当に嬉しかったです。メイクの岡村さんは私が選抜に入ってからずっとお世話になってるすごく信用しているメイクさんなので、お願いさせて頂きました（笑）

――それなら千葉さんの魅力が存分に引き出されたんですね。

　はい！カメラマンさんもスタイリストさんもメイクさんもスタッフさん全員がお世話になっていた方だったので本当に毎日楽しかったです。

――そうした環境なら苦手だった笑顔も自然といっぱい出ますね。

　出てます！楽しさ全開で口が大きく開いています（笑）私は本当に口を開いて笑うことが苦手で、動画とかでは口を開いて笑ってたりもするんですけど、静止画では本当に苦手で、でも今回の写真集を見て「あっ！私、口を開いて笑っても大丈夫なんだな」と気づいたので、これからも口を開けて笑っていこうかと思います（笑）

AKB48千葉恵里

大盛真歩、OG西川怜の言葉が原動力

――メンバーの反応はどうですか？

　卒業した同期の西川怜ちゃんに言ったら「絶対買うね、サイン書いて」と言ってくれて。現役のメンバーも、仲が良い大盛真歩ちゃんも喜んでくれて。オフショットを送ったんですけど、たくさん褒めてくれたので嬉しかったです。

――西川さんが卒業した時はどう思ったんですか？

　私の大親友なので悲しかったです。西川がいないと生きていけないぐらいを大好きで。いろんな先輩やメンバーからも「西川がいなくなったから大丈夫？」ってすごく心配されてたんですけど、何とかやっていけています（笑）。

――大盛さんとも仲がすごく良いですが、西川さんも含め、周囲が褒めてくれたり喜んでくれたりすることが活動のモチベーションになっていますか？

　そうですね。西川が卒業しても、私のセンター曲をたくさん聞いてくれたり、すごく連絡もしてくれるし、そういう方から褒めてくれることや、もちろんファンの方から褒めて頂くことはすごく嬉しいので、それが私のモチベになっています。

AKB48千葉恵里

初のソロランウェイ

――千葉さんはこれまでランウェイを歩きたいと言って叶えて、ファッションの専属モデルにもなりたいとも話されていて、今後の目標はどうですか。それに対する今回の写真集はどういうものになりましたか？

　今一番したいのがプロデュースやモデルのお仕事なので、着々と叶えていけていると思います。写真集も今までとは違った私が見れると思いますし、まだファンの方にも見せたことないような私がたくさん詰まっているので、たくさんの方に見て頂きたいです。

――ＴＧＣ北九州では一人でランウェイを歩かれましたね。

　ありがとうございます！これまでは２人で歩いていて、ランウェイを一人で歩くのはＴＧＣ北九州が初めてだったんです。私にとって特別なランウェイでした。

――それでは改めてファンの方にメッセージを。

　本当にたくさんこだわって、自分らしさ満点の写真集になっていると思います。たくさんの方に見て頂きたいです！

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