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 NMB48が1月1日、NMB48劇場にて「2023新春特別公演~NMB48劇場12周年~」と「9期生特別公演」を開催!そのレポートをお届けします。【取材・文=ポッター平井】

新春特別公演で4thアルバムの発売を発表!

 2011年1月1日に初の劇場公演を開催して以来、元日の恒例行事となった新春特別公演も今年で13回目を迎えた。ところが、グループのキャプテンで、唯一の年女(ウサギ年生まれ)でもある小嶋花梨が体調不良のため休演という緊急事態に。オープニングでは安部若菜が抜群のトーク力でMCを仕切ってみせた。年末年始のバラエティ番組でも大活躍だった渋谷凪咲も、1曲目の『好きだ虫』を披露した後に息を切らしながらコメントする同期の川上千尋に「新年一発目からこんなに息切れる!?(笑)」とつっこみ、新年の初笑いを誘った。今年の抱負として「『恋するフォーチュンクッキー』のような爆売れ曲を出したい」と語る渋谷に「サンドイッチを作る振付で」と、更に「自由に楽しく」と語る上西怜に「今まで縛られていたんですかね」などと、じわる一言を発する山本望叶の面白さも光った。

 12月19日にお披露目されたばかりの9期生も初パフォーマンス!また、3月8日に5年7ヶ月ぶりとなる4thアルバムが発売されることも発表され、塩月希依音は「新曲も収録されます。過去のNMB48を振り返りながら、今のNMB48の魅力も感じていただけたらと思います」とアピールした。

9期生の初々しさに渋谷凪咲と安部若菜もメロメロに

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 9期生特別公演は、渋谷凪咲と安部若菜がMCを担当。1曲目の『青春のラップタイム』を見届けた渋谷は「この初々しさ、溌剌(はつらつ)とした感じは私たちじゃもう絶対に出せないから、それを見られた(観客の)皆さんはラッキーです!歴史の目撃者ですよ」と9期生の魅力を熱く語った。

 各メンバーがキャッチフレーズ入りの自己紹介を初披露!更に即興川柳、フラフープをしながら絵を描く、『魔女の宅急便』の一部シーンを再現、テーマパークのキャストのものまね、ダジャレなどの特技で個性をアピール。安部は「みんなキャラが濃かった」、渋谷は「磨けば磨くほど光る宝の山ですよ」と語り、しっかりと特技をやりきる彼女たちの度胸の良さも称賛した。

 2月23日から9期生の劇場公演がスタートし、2期生の石田優美がプロデュースを手掛けることも発表されると、ステージに石田が登場。「初めてプロデュースさせていただくので私自身も不安はあるんですけど、12年間で経験したことを生かして、皆さんの心が揺さぶられるような公演を9期生のみんなと作っていきます。期待していて下さい!」と意気込んだ。

 9期生には中学3年生のメンバーが3名在籍。高校受験も控えている今は学業を最優先して、焦らずに頑張ってほしい。

 私としては青原和花(18)・青原優花(15)の青原姉妹や、衣笠彩実(12)・宮本杏海(12)の小6コンビ、西由真(16)・芳賀礼(16)のフルネーム4文字の3月生まれ高2コンビに特に注目したい。

 私が思う今年上半期の注目ポイントは、「アルバムのリード曲のセンターを誰が務めるのか」、「アルバム発売記念的な春ツアー(久しぶりの全国ツアー)は開催されるのか」という2点。それ以外の活動においても、新たなファンを獲得するための“攻めの姿勢”を見せてほしい。そう願った元日の夜だった。

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