milet、憧れ羽生結弦の前で熱唱へ「聞いた時は心臓の鼓動が速くなった」：紅白リハ

＜第73回NHK紅白歌合戦＞◇12月29日◇NHKホール◇リハ２日目

　３回目の出場となるシンガーのmiletは「Fly High」、そして、Aimer、幾田りら、Vaundyと共に「おもかげ」を披露する。リハーサルは非公開で行われ、その後、取材会に出席した。

――紅白への意気込みをお願いします。

　ありがたいことに２年連続で「Fly High」を歌わせていただきます。そして、もう１曲「おもかげ」という曲でAimerさん、幾田りらさん、Vaundyさん、そして私の４人で歌わせていただきます。２回も『紅白歌合戦』で歌えるなんて本当に幸せでいっぱいです。今回の（紅白の）テーマが「LOVE ＆ PEACE」ということで平和への願い、愛をいっぱい込めて笑顔で歌えたらと思います。

――「Fly High」は、羽生結弦選手の演技にインスピレーションを受けて作った曲だとお聞きしてます。今回ゲスト審査員に羽生結弦さんがいらっしゃるのですが、ご本人の前で歌うことへのお気持ちはいかがでしょうか。

　羽生さんが審査員にいらっしゃると聞いた時に、心臓の高鳴り方がすごく速くなりました。「Fly High」は羽生選手の演技を見ながら、そのジャンプに音をはめるように作っていった、この曲で少しでも高く飛べますようにってエールを込めて作った歌なので、ご本人の前で歌えることがとても特別で、今までにないような気持ちで歌うことになるのかなと思っています。

――ちなみに羽生さんとお会いになったことはありますか？

　ないです。なので、ずっと見てしまうかもしれません。

――実際には羽生さんとお話をできるとしたら、どんなことをお話ししたいですか？

　私は今まで映像で演技を拝見してその姿に本当に感動しました。たくさんの言葉に勇気付けられ励まされてきたので、本当にただただ感謝を伝えられたらそれで十分です。

――もし、羽生さんの方から感謝の気持ちを伝えられたら、どうされますか。

　ありがたく受け止めたいと思います！

――この１年を振り返って漢字一文字で表現すると？

　2022年はツアーを２本できましたし、フェスなどいろんなイベントでたくさんの方の前で歌える機会をいただけたので、とても充実した１年でした。そして、私が大尊敬する歌手の平原（綾香）さんに「ステージは祭りだよ」と言っていただけたことがすごく印象に残っています。それまで緊張だったり、不安だった気持ちを引き連れてステージに立っていたものが、一気に楽しくなったのがすごく嬉しかったことだったので、2022年の私の一文字は「祭」です。

――今回の紅白のステージはどんな感じになりそうですか。

　「Fly High」はより神聖な感じになった気がしています。去年の「Fly High」よりも飛行距離が伸び、角度がついたような、そんなパフォーマンスになると思います。そして、テレビなどどこでも歌ったことがない曲の「おもかげ」はライブ感のある楽しい曲になっています。私たち４人の楽しい姿を見ていただいて、ハッピー、ピース、ラブを観てくださる皆さんにそのまま届けられたらなと思います。