高梨臨が演じる優秀な看護師・羽生仁子(C)フジテレビ

 高梨臨が、10月10日スタートのフジテレビ“月9”ドラマ『PICU 小児集中治療室』で7年ぶりに月9レギュラー出演する。

 吉沢亮主演のメディカル・ヒューマンドラマ。北海道を舞台に、駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)が先輩医師らと共に、どんな子どもでも受け入れられるPICU(小児専門の集中治療室の)を作るため、そして、1秒でも早く搬送できる医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く。

 高梨臨は、PICU科長・植野元(安田顕)にヘッドハントされ家族で北海道へ移住してきた優秀な看護師・羽生仁子(はぶ・にこ)を演じる。

 羽生は、優秀な看護師で以前は東京や長野のPICUで働いており、植野との付き合いも長い。手術室看護師としての経験も豊富なため、植野の声がけにより即戦力として丘珠(おかだま)病院のPICUにやってくる。

 3人の子供をもつ母親でもあり、家族総出で北海道へ移住。しかし現実は圧倒的人材不足で「植野先生、詐欺じゃないですか!?」とかみつくが、持ち前のバイタリティーを武器に、押しに弱い植野に代わって人員確保に奔走する。

 元気で明るい性格でPICUのムードメーカー的な存在でもある。頼りない武四郎をいじりながらも鼓舞してもり立てる。

 そんな羽生を演じる高梨は『監察医朝顔』第2シーズン第4話(2020年)以来2年ぶりの月9出演となり、月9ドラマのレギュラー出演は2015年放送の『5→9~私に恋したお坊さん~』以来7年ぶりとなる。

 強さと優しさを兼ね備え、前向きな姿勢で周りをパッと明るく照らす羽生という愛されキャラを高梨がどのように表現してくのか注目だ。

高梨臨:コメント

――台本を読まれた感想をお聞かせ下さい。

 PICUという“子どものためのICU”で奮闘する医師たちのいろんな想い、葛藤が描かれていて、とても考えさせられました。そして北海道という広大な場所だから起こりえる搬送の問題など、子どもの未来を救うために何ができるのか、自分自身も一緒に考えながら読みました。

――撮影に臨むにあたり、意気込みをお聞かせ下さい。

 久しぶりの月9出演、嬉しく思っています。今回、PICUの看護師を演じさせていただくにあたり、実際のPICUへ見学に行き、看護師長さんのお話を聞かせていただきました。小さな身体で一生懸命生きようとする子どもたちの姿を実際に見て、声にはならない、心から救われてほしいという気持ちになりました。看護師として、子どもたちはもちろん、医師たちの心も支えられるような、優しく明るい看護師を演じられたらと思っています。

――放送を心待ちにしている視聴者へメッセージをお願いします。

 個性豊かなメンバーたちが、仲間になり、みんなで考え、命を救うために闘います。何が正しいのか、正しくないのか、どうすれば子どもたちの命が救えるのか、視聴者のみなさんにも、一緒に考え、楽しんでいただけたら嬉しいです。

プロデュース・金城綾香(フジテレビドラマ・映画制作センター)コメント

 高梨臨さんとは自分が初めてプロデュースさせていただいた『5→9』からのお付き合いで、本当に長いお付き合いだなと思っています。ご本人自体は、華奢ですごく柔らかい印象の方なのですが、安心してどんなお芝居も任せられる女優さんで、すごくどっしりとした方なんです。『監察医 朝顔』や『犬神家の一族』(2018年)では悲劇的な役をお願いしていたのですが、実際はとても屈託のない方なので、ぜひ一度そういう役柄でご一緒したいと思っていました。羽生はベテランの看護師長です。一番そばで子どもに触れ合っていますし、自分も子どもがいるからこそ、そこにいる保護者の気持ちは痛いほどよく分かっている。だからこそ、彼女はいつも太陽のような笑顔で、武四郎や植野のお尻を叩きながら、今日も元気に働いているのです。彼女のような縁の下の力持ちがどんな組織にもきっといて、控えめな場所からいろんな人を応援してあげているのだと思います。ぜひ、高梨さんには上司になってほしいとみんなに思われるような、明るくて肝っ玉の座った羽生さんを楽しんで演じていただきたいです。

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