(C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員

 森七菜と奥平大兼が映画『君は放課後インソムニア』でW主演を務めることが分かった。映画は2023年に公開される。

 2019年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中のオジロマコトによる漫画を、映画『東南角部屋二階の女』(08)やテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(21)の池田千尋監督が実写映画化する。

 「富士山さんは思春期」、「猫のお寺の知恩さん」で一瞬のきらめきのような思春期を描ききったオジロマコトが手掛ける「君は放課後インソムニア」は、石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生・中見丸太(なかみ・がんた)が、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で、同じく不眠症の曲伊咲(まがり・いさき)と出会うことから始まる青春ストーリー。

 2019年に放送されたNHKの情報番組で「大人だってキュンキュン心が潤う青春漫画」と大絶賛され、KANA-BOON のフロントマン・谷口鮪やお笑い芸人のケンドーコバヤシもテレビ番組でおススメの青春漫画として紹介するなど、各方面から熱い眼差しを受ける注目の作品だ。

 2023年に放映予定のTVアニメ版はライデンフィルムが制作、若手気鋭の池田ユウキが監督を務め、すでにアニメファンからは放送を待ち望む声が高まっている。

 監督を務める池田千尋は、黒沢清監督と共同脚本を務めた『クリーピー 偽りの隣人』(16)や、『空に住む』(20)で青山真治監督と、また、『Red』(20)で三島有紀子監督とそれぞれ共同脚本を担当するなど脚本家として活躍する一方、昨年放送されたテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で第59回ギャラクシー賞テレビ部門での優秀賞受賞や日本民間放送連盟賞、更にはザテレビジョンドラマアカデミー賞など数多くの賞を受賞し、2021年を代表するテレビドラマの演出に携わった。次回作が待ち望まれる監督がこの度、大ヒット漫画を原作にした青春映画に挑む。

 W主演を務めるのは、2019年の大ヒットアニメーション映画『天気の子』(新海誠監督)でヒロイン・天野陽菜の声を務め、是枝裕和監督が総合演出・脚本を担当したNETFLIXシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」(22)で主演を務める森七菜。不眠症に悩む女子高生・曲伊咲(まがり・いさき)を演じる。

 そして、同じく眠れない夜を過ごし、偶然にも天文台で伊咲と出会う男子高生・中見丸太(なかみ・がんた)を演じるのは、『MOTHER マザー』(20/大森立嗣監督)で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞、第63回ブルーリボン賞新人賞など新人賞を総なめし、第72回ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞を授与した『マイスモールランド』(22/川和田恵真監督)で聡太役を演じた奥平大兼。映画の主演は自身初となる、

 今最も注目を集める若手俳優の二人が、物語の舞台でもある石川県七尾市を中心に撮影を敢行。幾分早く訪れた夏空と、海や山に囲まれた土地に流れる空気感の中、初々しさと芯の強さを兼ね備えた若き才能が池田監督演出のもと、細かく揺れ動く主人公の心情を体現する。

森 七菜/曲伊咲(まがり・いさき)役:コメント

 中見や伊咲をはじめとする魅力的なキャラクターが過ごす時間は自分にとって憧れや理想のようなもので学生時代からずっとファンでした。もしこの作品を実写化するなら絶対参加したい。という気持ちが当時からありました。お話をいただいた時は驚きと、撮影が待ち遠しくてたまりませんでしたが、石川県七尾市での1カ月は想像を遥かに超える魅力的な毎日でした。とにかく景色が美しく、キャストのみなさんは漫画から飛び出てきたようで、私には眩しすぎました。あの子達が歩いた道を、みんなで辿ってきました。

 とにかく原作を大切に抱いて進んだ1カ月でした。16歳のちっぽけな輝きが大きなオーラを纏う、そんな瞬間を感じていただけると思います。

奥平大兼/中見丸太(なかみ・がんた)役:コメント

 まず一番最初にこのお話を聞いて台本を読んだとき、僕が演じる中見丸太だけでなく、登場人物全員に惹かれるものがありました。物語の雰囲気も色があって、とてもお芝居するのが楽しそうだなと思っていました。

 そしてクランクインして石川県の七尾市にお邪魔させていただいて、地域の皆さんがとても優しく、温かくて、すぐに七尾市が好きになりました。自分の学生生活では体験出来なかった事を撮影を通して体験でき、他のキャストの皆さんもほんとにそのキャラクターが存在してるかのようにピッタリで、お芝居するのも楽しかったです。

 2023年にはアニメも放送されるということで、“君ソム”の世界を漫画、アニメ、そして実写映画とそれぞれの良さを楽しんでいただけたら嬉しいです。

池田千尋監督:コメント

 この夏、七尾市という海沿いの街で、伊咲と丸太と共に生きました。

 森七菜さんと奥平大兼くんは、私の想像など軽々と超えて大きく膨らみ、伊咲と丸太として生きた時間をカメラに焼き付けてくれました。

 原作に感じた、今この瞬間にしかない奇跡のようなものが、二人が体現することで本当になっていく。そんな日々から生まれた映画です。

 世界へ繋がる扉を開こうと、もがき駆け抜けた伊咲と丸太の物語が、多くの人へとさらに繋がり開いていくことを願います。

オジロマコト(原作):コメント

 実写映画化に際して、伊咲役の森七菜さんは、写真集を拝見して「伊咲がいる!」と思ったほどイメージぴったりで。勝手ながら、実写化するなら伊咲は森さんしかいない、とずっと思っていたので夢がかなった気持ちです。奥平大兼さんは、以前から出演作を拝見していました。それが本当に素晴らしくて、今回丸太役をやって下さると聞いてとても嬉しかったです。漫画と同じく舞台は石川県、撮影は七尾市で行われました。漫画で描き切れない美しい能登の風景と、森さん奥平さんという瑞々しいお二人をスクリーンで観るのがとても楽しみです。

寺田悠輔(プロデューサー):コメント

 3年程前、会社の同僚に薦められて原作の第1集を読みました。

 最後、伊咲と丸太が眠りに落ちていくシーンの静かな美しさに魅了されたのをはっきりと覚えています。

 そんなきっかけで出会った「君ソム」ですが、この度ご縁があって実写映画をお預かりすることになりました。

 そして僕に原作を教えてくれた同僚は今、「君ソム」アニメのプロデューサーを担当しています。

 今回、実写映画は原作の舞台となっている石川県の七尾市で撮影させて頂きましたが、街の空気感、キャストの息遣い、スタッフの目線が混じり合った素敵な映像が撮れたと思っています。

 来年、この作品の世界が広がり、より多くの方に知って頂けるよう、今回の映像化と精一杯向き合わせて頂きます。

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