映画「バズ・ライトイヤー」、監督が込めた“劇場体験”への熱きこだわりとは

　ディズニー&ピクサーの『トイ・ストーリー』シリーズで誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの原点を描く『バズ・ライトイヤー』が７月１日に公開される。　

　ピクサー・アニメーション・スタジオの第１作目にして、世界で初めての長編フル CGデジタルアニメーションとして誕生した『トイ・ストーリー』。世界中が涙した続編の『トイ・ストーリー3』、そして米批評家から「3つの続編の中で最も素 晴らしい」など大絶賛の嵐となった『トイ・ストーリー4』はともに日本でも興行収入100億円を超える大ヒットを記録した。そんな世界中の観客を感動の渦で包み込んできたディズニー&ピクサーの大傑作「トイ・ストーリー」シリーズで誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの原点を描く『バズ・ライトイヤー』（7/1公開）。

　本作は、「トイ・ストーリー」シリーズのアンディが大好きな、大人気映画の主人公“スペース・レンジャー”バズ・ライトイヤーの物語。そんな“スペース・レンジャー”バズの活躍する冒険を迫力たっぷりに描くため、ピクサーは初めてラージ・フォ ーマットを採用した。アンガス・マクレーン監督は、自身の劇場体験への感動を次の世代にも引き継ぐべく取り組んだ本作につ いて「たくさんの人にビッグスクリーンで見てもらうために作られた映画なんだ。僕はそれをとても楽しみにしているんだ」と劇 場体験へのこだわりを語った。

　本作の監督を務めるのは、『ファインディング・ドリー』で監督を務めた、ピクサー歴25年以上の大ベテラン:アンガス・マクレーン。アンガス監督は劇場映画について「僕らが自分たちの大好きな映画を初めて見たのは“映画館”だっだ。そんな経験を 僕は次の世代にも引き継ぎたかった」と熱い思いを明かした。本作の舞台は任務中に不時着した62年後の世界。ずっと孤独 を感じていたバズはその世界でかつての相棒の孫娘イジーや個性豊かな仲間たちと出会う。彼らと共に不可能と思われるミッ ションに挑み、さらにはあの宿敵“ザーグ”を彷彿とさせる巨大ロボットに立ち向かうなど壮大な冒険を繰り広げる『バズ・ライ トイヤー』。

　観客をいかに本作の虜にし、特別な劇場体験の場にするか考えたアンガス監督は、ピクサー作品の中でまだ取り 入れられたことのないラージ・フォーマットを取り入れ、これまでは描けなかったクオリティで『バズ・ライトイヤー』を作り上げる べく、「僕のボス(ピクサー・アニメーション・スタジオの社長)であるジム・モリスにラージ・フォーマットを取り入れるべきだって 直談判したんだ」というエピソードが制作裏にあったことを明かした。ラージ・フォーマットを取り入れることで作り上げる映像美 とまるでバズの隣にいるような臨場感のある音響を組み合わせることによってアトラクションのような空間を作り出すこと がで きる。初めての試みであったが、アンガス監督の熱い思いを理解しジムも提案を受け入れた。

　この試みは、制作陣をも沸き立たせており、『ファインディング・ニモ 3D』や『カーズ』などピクサーの人気作品の制作にも 関わっており、本作で撮影監督を務める、ジェレミー・ラスキーは「映画作りというものに敬意を捧げられたと感じているんだ。 今回ラージ・フォーマットを採用して『バズ・ライトイヤー』を作れたことが嬉しかったよ」と語っている。スピード感や臨場感を表 す光の描き方やリアリティあるキャラクターの繊細な表情などが予告映像からも感じられる。映画を観ている人に夢と希望を与 え続けてきたピクサーが本作では新たな劇場体験の場を用意した。「たくさんの人にビッグスクリーンで見てもらうために作ら れた映画なんだ。僕はそれをとても楽しみにしているんだ」とアンガス監督が語るように、まさに映画館で観るべくして作り上げ られた『バズ・ライトイヤー』。あのアンディが“スペース・レンジャー”バズに憧れるきっかけとなった勇姿を間近で感じることの できる劇場体験に期待が高まる。

　「トイ・ストーリー」シリーズで描かれた、バズとウッディたちの絆が世界中を感動の渦に巻き込んだように、本作でも“スペー ス・レンジャー”バズと仲間たちとの絆が新たなドラマを生み出す。無限の彼方へ、さぁ―。

公開情報

タイトル：『バズ・ライトイヤー』
公開：7月1日(金) 全国ロードショー
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン

【STORY】

　「トイ・ストーリー」で誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの、知られざるルーツを描く感動のファンタジー・アドベンチャー。 有能なスペース・レンジャーのバズは、自分の力を過信したために、1200 人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。 地球に帰還するため、バズは猫型の友だちロボットのソックスと共に不可能なミッションに挑む。その行く手には、ずっと孤独だったバズの人生を変える個性豊かな仲間たちと、 思いもよらぬ“敵”が待ち受けていた──