柳俊太郎

 柳俊太郎が、元プロボクサーの木幡竜が主演を務める映画『生きててよかった』(5月13日公開)に出演することが決まった。長年の闘いが体を蝕みドクターストップによって強制的に引退を迫られたボクサー・楠木創太の物語。
柳は主人公創太を不当な地下格闘技の世界へと誘う謎の男を演じる。※柳俊太郎の「柳」は、正しくは木へんに夘。

 綾野剛主演×藤井道人監督のタッグで話題を呼んだドラマ『アバランチ』で“最狂の敵”役を演じ注目を集めた木幡竜が主演する。主人公・楠木創太の幼なじみで恋人の幸子役に鎌滝恵利、同じく創太の幼なじみの松岡健児役に、鈴木太一監督作『くそガキの告白』で主演を務めた今野浩喜が出演。松岡の妻役に長井短、創太のボクシングジムの会長役に火野正平、創太の母親は銀粉蝶が演じる。

 柳は、創太を不当な地下格闘技の世界へと誘う謎の男役を務める。Netflix『今際の国のアリス』では顔面にタトゥーが入ったラスボス役を、ドラマ『トーキョー製麺所』では好青年のバイトリーダー青井春翔役を好演。更に実写ドラマ『ギヴン』では感情の機微を繊細に表現するなど役者として高い評価を得ている。本作の役どころをどう演じるか期待される。

 そしてこのほど、予告編が解禁となった。ボクシングに人生のすべてを懸けてきた主人公の創太が、勢いよく繰り出す反撃もむなしく顔面に強烈なパンチを食らう本物のKOシーンから始まる。

 長年恋人として支えてくれた幸子との結婚を機にボクサーを引退し第二の人生を歩もうとするが、厳しい現実を突きつけられ悶々とした日々を過ごす。そんな中、自身のファンだと名乗る謎の男から地下格闘技のオファーを受け、一度きりの思いで誘いに乗った創太だったが、空っぽの自分を埋めるようにふつふつとアドレナリンが沸き立ち、忘れかけた興奮が蘇っていく…。

 「嘲笑え、闘いに魂を喰いつくされた姿を――」というコピーとともに、狂気をも感じる創太の不敵な笑みが浮かぶラストカットに圧倒させられる、血沸き肉躍る映像に仕上がっている。

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