[写真]元光GENJI諸星和己が仮面女子にアイドル道を伝授

仮面女子の定期公演に訪れた諸星和己(撮影・編集部)

 元光GENJIの諸星和己(44)が7日、東京・秋葉原で行われた地下アイドル・仮面女子の定期公演に訪れ、オリコン1位を祝福するとともに、今後芸能界でやっていくための心得を伝授した。

 仮面女子はマイナーシーンで活動するアイドルグループ。仮面を付けメタル調の楽曲にのせて激しくパーフォーマンスするのが特徴。元旦発売のシングル『元気種☆』ではインディーズでは異例の初週売上13万枚を突破。インディーズ女性アーティストとしては初のオリコン首位を得ている。

 仮面女子とは別のステージで共演している諸星はこの日、定期公演のライブ4曲目「夏だね☆」の間奏中にステージに登場。和服姿で旗を振り回しながら中央に陣取ると、ピコピコハンマーでメンバーや取材記者を次々と叩きのめすなど大暴れ。モニターアンプに足をかけてオーディエンスをあおるパフォーマンスも演じた。

 曲を終えると早速、「だいたい何で俺がここに居るのか分かっていないんだから」と辛口。仮面女子のメンバーにはステージ上の演出を巡って“公開ダメ出し”。オリコン1位を祝福したかと思えば「だいたいどうやって1位獲れるんだ」と攻め立て、仮面女子のリーダー桜のどか(24)が「ここにいるファンの皆さんのお蔭」と言えば、「こんな少ない人数で13万枚なんだ!」と緩めず。桜は「全国のファンが応援してくれて」とタジタジだった。

[写真]元光GENJI諸星和己が仮面女子の公演に乱入

旗を振り回す諸星和己(撮影・編集部)

 更に「365日ライブしているのは良いけど、楽屋が汚い。さっき掃除したもん」と楽屋事情も暴露した。予定であれば、ローラースケートで登場するはずだったが故障により、仮面女子からプレゼントされたというネコの足に見立てたサンダルを履いていた。「履くと思ってんのかよ。タイヤぐらい付けとけよ」と文句を言いつつも足を上げてファンに披露した。

 仮面女子はきょうからテレビ東京系で冠番組『仮面女子のやっぱ全力だねー!』がスタートする。地下アイドルとしては異例だが、諸星は早速「出してくれと」と出演交渉。更に今年11月に開催予定のさいたまスーパーアリーナにも出演に乗り気だった。

 その諸星に仮面がプレゼントされた。オリコン1位とそのお礼とばかりに諸星からは花束が贈呈され、メンバーからは光GENJIの大ヒット曲「パラダイス銀河」を合唱して捧げた。その諸星は「俺たちもレコード大賞獲ったんだ」とポツリ。

 仮面女子にはアイドルとしてやっていくための心得として「ファンとの距離は大事にしておけ。良く言うだけど、俺たちの時代はまだレコード。A面・B面というのがあった。そのあとCDになっただろう。ABCDときた。これからは違うんだよ。CDの時代は終わるんだよ。次の「E」は営業とイベント、「F」はファンだよ。そういうのを守ってこれから音楽を発信していけ。これは僕のメッセージ。大事にしろよ」と伝えた。

 また、紅白歌合戦への初出場を目指している仮面女子。「その気持ちを忘れてしまっているメンバーがいたら」というリーダーの桜の問いには「忘れんだろ」とあっさり。「人気が出れば忘れるんだよ。今いる人たちはファンじゃなくていい。自分たちの社員、関係者にしちゃえばいい。一番信頼がある」。

 更に「悪い大人たちがいっぱいいるから。本当に売れてくると悪い大人が付いてくるから、そういうやつに騙されるなよ。心にも仮面をして。おまえらが落ちぶれたときに絶対に裏切られるから。俺が現にそうだから。俺が一番苦労しているところだから」とし、続けて「それは俺が悪いんだけどな。俺のお面は天狗というお面だった。天狗になっちゃいかん。天狗になったら人は離れていく」と力説した。

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