【第72回NHK紅白歌合戦◇12月30日◇東京国際フォーラム◇リハ3日目】初出場のまふまふは「命に嫌われている。」を披露する。

 撮影中、「あ!目にゴミが…」とお茶目な一面を見せたまふまふだが、会見では、インターネット発の歌い手である自身が紅白に出る意義を熱弁した。

――紅白への意気込みを

 僕の家族と必ず一緒にテレビを囲って見ている小さい頃から馴染みのある番組で音楽を志すものとしては夢の舞台というか、一番の舞台なのかなと思っています。そこに自分がまさか出演させて頂けるとは思ってもいなかったので、もちろん全力で頑張りたいと思っていますが、出演することで「こういうことがあったらいいな」とか「夢が叶ったらいいな」というのがいくつかあるのでそれが叶ったらいいなと思います。

――その夢は具体的に?

 自分は今回、誰かの曲をカバーする立場で出させて頂くことになって。音楽をしている者として「オリジナル曲の方がいいんじゃないの?」という意見がたくさんあっと思うんですけど、カバーするという形で出させて頂くことが嬉しかったです。その提案をして頂いたNHKさんに対して、僕の事を分かってくれているなと思いました。

 自分はもともと「歌ってみた」で人様の楽曲をお借りして歌ってきました。自分の故郷の人たち、インターネットの人たち、自分がインターネットの人間として由緒正しい歌番組に出させて頂くことが、それが実現するぐらい認めて頂けるようになったんだよという証明になると思っていて。

 人がインターネットを利用することで、自由に活動することで、例えばミュージシャンを目指している人が事務所に入らなくても活動ができたり、料理とかもそう。それを活用することで叶えたいことが叶えられると思っています。

 進路を決めるのは中高生の頃で、よく分からないままに決めて、そして会社に入ってつらい思いをしている人もいると思います。そういう人がなくなる世の中、インターネットの良さを、出させて頂くことでそれが伝わる小さなきっかけになったらと思っています。そうなったらいいなという夢です。

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