2021年大みそかに生放送された『第72回NHK紅白歌合戦』の世帯視聴率がビデオリサーチの調べでわかった。

 午後7時30分から8時55分まで放送された前半戦は関東31.5%(前回34.2)で関西は31.1%(32.8)。午後9時から11時45分まで放送された後半戦は関東34.3%(40.3)で関西は35.0%(39.3)だった。【ビデオリサーチ調べ。()は前回】

※参考:2020年(第71回)の放送時間:午後 7:30~8:55(前半)、9:00~11:45(後半)

 『第72回NHK紅白歌合戦』のテーマは「Colorful〜カラフル〜」。2021年最後の夜は世の中を少しでも「カラフル」に彩りたいということと、多様な価値観を認め合おうという思いが込められていた。司会は2020年に引き続き大泉洋、紅白初出演・初司会となる川口春奈、東京2020オリンピック開会式および東京2020パラリンピック閉会式の実況も務めた和久田麻由子アナウンサーが務め、紅組が勝利した。

 2年ぶりの有観客での開催となった『第72回NHK紅白歌合戦』。司会は紅組・白組と分けずに「司会」に統一。新たな試みも見られた放送だった。大トリはMISIA、白組のトリは福山雅治が務めた。他にも東京五輪を彷彿とさせる演出など、多彩な企画で盛り上げた。

杉山賢治氏コメント(第72回NHK紅白歌合戦 実施本部長)

■「第72回NHK紅白歌合戦」を終えて

 第72回紅白歌合戦は、日本中を明るく楽しく華やかにしたい、そして2022年こそは、私たちの暮らしが彩り豊かになることを願って、「カラフル」をテーマに掲げ、東京国際フォーラムをメイン会場にNHKスタジオや中継を交え、お届けしました。2年ぶりに会場にお迎えしたお客様は、アーティストの皆さん、そして番組に大きな力を与えてくれました。

 今回の紅白は司会進行で、これまでにないスタイルに挑みました。紅白の区別なく、すべての出場者の方を応援したいと「司会」に統一しました。2年連続司会の大泉洋さんは、持ち前の明るさと話術 で司会陣をリードしていただき、川口春奈さんも初司会とは思えない落ち着きぶりで、ともにご自身のカラーを十分に発揮され、まさに一体となって紅白を盛り上げてくれました。

 紅白歌合戦だけど「カラフル」。歌手のみなさんは、その「カラフル」をよりあざやかなものにして届けてくださいました。愛がいっぱい詰まった歌、魂を揺さぶられた歌、優しくも力強い歌、勇気づけてくれた歌、美しい景色との一体感、一人一人が輝いた華やかなステージ、、、、、、など、それぞれの歌に込められた大切なメッセージが視聴者のみなさまの心に深く届いたと確信しております。

 東京2020オリンピック・パラリンピックで活躍された方をはじめ6名の方にゲスト審査員として東京国際フォーラムにお越しいただきました。みなさんは、審査だけでなく、それぞれの魅力満載で番組を盛り上げてくれました。

 今回も地上波のみならず、BS4K、BS8K、ラジオ、そして第71回から開始したNHKプラス、多彩な接し方で紅白を楽しんでいただいたと思っております。第72回紅白歌合戦を終えた今、改めて思うことがあります。私たちの暮らしがまた、不安という影で覆われそうになっても、「歌」がみなさんの心に光を届け続けていくと。そして、紅白歌合戦は、今後も、そんな歌の力を余すことなくお届けしていきます。

 改めまして、すべての出演者のみなさま、制作にあたりご協力いただいたみなさま、そして全国の視 聴者のみなさまに心より感謝申し上げます。

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