【第72回NHK紅白歌合戦◇12月30日◇東京国際フォーラム◇リハ3日目】33回目の出演となる坂本冬美は、紅白で八回目の披露となる「夜桜お七」を披露する。

 写真撮影ではカメラマンからのリクエストに応え、様々なポーズに対応する坂本。最後は「ファイト一発!」と元気な姿を見せた。

 坂本は「時代とともに変わる中で出場させていただいて嬉しく思っています。これまでの「夜桜お七」とは違う、すごい映像とともにドキドキです。集中して歌わせていただきたい」と、意気込みを語った。

 今年の国際フォーラムでの開催について、これまでとの違いを感じているという坂本は「NHKホールに立って紅白なんだという思いがあるんです。国際フォーラムのステージは不思議な感じがあります。NHKホールなら目を瞑っても(ステージに)行けるんですけど、国際フォーラムはステージに行くまで迷ってしまいました」と、違いを明かした。

 坂本はアニメ映画『竜とそばかすの姫』で声優に初挑戦。同作で共演したmillennium parade×Belleで紅白に出演する中村佳穂について、「素晴らしい歌い手さんだと思います。今年すぐに(紅白に)出られるなんてこんなすごいことはないと思うので、私も楽しみに聴かせていただきたいと思っています。あの素晴らしい歌声を全国に届けて欲しい」と、エールを送った。

 今年を振り返り、漢字一文字で表すとしたら? という問いに「幸」と回答。意外と幸せな1年だったなと思いました。去年よりは動き出したと思いましたし、ここ3カ月コンサートやテレビの出演など元に戻りつつあり、後半は幸せな気持ちで歌わせていただいておりました」と、語った。

 来年の展望について聞かれると坂本は「まだ何も考えていないです。今を120%楽しまなければ、今を大事にという気持ちです。来年のことは来年に考えます!」と、この2年で当たり前だったことが当たり前ではなくなってしまったことが心境に大きな変化を与えたようだ。

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