山根涼羽、小田えりな、山田杏華

<〇〇な2人:連載アフターインタビュー(8)>
 AKB48山根涼羽がMCを務める、ライブ配信アプリ「17LIVE」の番組『AKB48 広報 山根涼羽と○○(マルマル)な2人』の第8回生配信が12月21日に行われた。ゲストは小田えりなと山田杏華。“溺愛”する山田との出演に終始のろける小田。これまでの配信回とはまた異なる独特の雰囲気のなかで2人の一面を垣間見せた。【取材・撮影=木村武雄】

杏華ちゃんは私の癒し

 「私の愛が強すぎて。杏華ちゃんが笑うと胸が苦しい」。番組冒頭から山田への“愛”が溢れる。「片思いな2人」としてゲスト出演した。配信中も小田が一方的に好意を寄せているようにも見えたが、取材では「普段は対等にしゃべっているんです。でもその姿は2人だけの秘密です!」とその関係性を明かした。

 配信を振り返り「とても楽しかったです。2人でお仕事できるのが嬉しい」とほほ笑む小田に、山田も「私もすごく嬉しくて。最近はえりなちゃんと一緒にお仕事する機会もあって、今日も楽しみでした」と応じると、小田は「えっ!」と表情を緩ませ、山田も「ウフフ」と笑う。そんなやりとりに「微笑ましい」と山根。

 2人は山根の司会っぷりも称える。

 小田「ずんちゃんの司会は優しいなって。いろんなタイプの司会者がいるけど、ずんちゃんは全て丸めて良いふうにしてくれるから嬉しかった」

 山田「話しやすかったし、進行もスムーズで楽しかったです」

 山根「かわいい~、ありがとう! 嬉しい!」

 取材部屋が優しい空気に包まれる。

 恒例の関係性を検証する企画「好きなとこ、嫌いなとこ」で、「好きなところは全部」と小田。嫌いなところも「ない」ときっぱり。更に2人の間に起きた未解決事件を解決する企画も争いはなくほんわかしたものになった。特に山田は取材中も綿菓子に包まれているようなふんわりとした雰囲気があった。

 小田「私にとって杏華ちゃんは癒しなんです。可愛いなって。杏華ちゃんを見ていると何も考えなくていい。つらいことも嫌なことも考えずにいられるし、会えたら、杏華ちゃん可愛いと思えるので、私にとっては癒しです」

杏華、自立へ

 「自分だけが知る、それぞれの良いところは?」と聞けば、小田は、山田の「可愛らしさ」を挙げる。

 小田「自分が可愛いということを自覚していないのがすごいと思って。私が杏華ちゃんの顔だったらずっと鏡を見ちゃいます。それぐらい可愛いのに『今日、杏華ちゃん可愛いね』と言っても『可愛くないです』って言うんです」

 山田「猫かぶってるって言われるんですけど、本当にそう思っていなくて…」

 小田「どんな目しているの~。自分の可愛さに気付いていない、そういうところが好きです」

 記者「ピュアな?」

 小田「そうです!ピュアなところです!」

 山田「ピュアもよく分からないです…私自身はそう思わないです」

 か細い声でそう語る山田。こうした謙虚さも小田が惹かれる要因になっていそうだ。ただ全面に押し出す小田に対して、山田は控え気味で内心が見えてこない。心のドアをノックしてみる。

 記者「どういうことに興味がありますか?」

 山田「最近は弟と一緒にゲームをよくしています。戦うゲームなんですけど私、下手で…。それに飽き性なんです、私。いろんなことに興味があるんですけど、一つのことだけをやり続けるというのはあまりないかもしれないです」

 記者「好きなことは?」

 山田「寝ることです!嫌なことがあると寝ます」

 記者「自分に自信は?」

 山田「ないです。全然ないです。こうした取材もそうですが、緊張してうまく話せないんです…」

 AKB48チーム8には「知り合いのお母さんに勧められて受けました」。いまファンの前でステージに立っている自分をどう思うのか。

 「まわりのメンバーと比べて、歌もダンスもうまいわけではないですし、どちらかというと下手で。それでもファンの方が『少しうまくなったね』と褒めてくれたり、応援してくれるから嬉しいです。それが励みになっています」

 そんな山田が憧れの存在として見ているのが小田だ。

 山田「えりなちゃんの良いところはたくさんあります。いろんなメンバーも言っているんですけど、兼任先のチームKはダンスがうまいメンバーが多くて。そのなかでもえりなちゃんはめちゃくちゃうまいんです!」

 小田「本当にうまいと思う? 嬉しい!」(にやける)

 山田「私は人見知りで先輩ともうまく話せないんですけど、えりなちゃんが一緒に話してくれるからすごく嬉しいです」

 そんな2人も今回の組閣で、山田がチームBに移動し、離れ離れになる。

 山田「これからは自分で…」

 記者「自立する?」

 山田「自立…エヘヘ」

 小田「頑張ってね! めっちゃ寂しいけど自立して…いや私はそんなに何かをやったという覚えはないんですけど、杏華ちゃんがチームBで成長してチーム8で会った時に大人になったなと思えたらすごく嬉しいなって思います」

山根涼羽、小田えりな、山田杏華

慕われる小田えりな、原石の山田杏華

 2人を温かく見守る山根は、今回の独特な雰囲気に、司会者として学びがあったという。「ゲストメンバーのちょっとした変化で番組の雰囲気が変わることを改めて感じて勉強になりました」。そんな山根が配信内で2人に新たなキャッチコピー「田田(だだ)な2人」を付けた。それでは一人一人の印象は?

 山根「えりなさんはどこの場所に行っても人が集まるすごい存在。私がレッスン場に行ったとき、私の同期も『おだえりさん』って言って慕ったり、先輩も『おだえり!』って言っている姿を見てすごく魅力がある方なんだと思って。私は組閣後、同じチームになるのでその魅力に触れられるのがすごく楽しみです」

 小田「わーい! うれぴー!」

 記者「そういえば、中西智代梨さんが、ワードセンスが良いって言ってました。騒いで面白いというのではなくて、ぼそっと言う一言が面白いと」

 小田「嬉しい!」

 記者「『うれぴー』というワードセンスも…」

 小田「あはは、それはけっこう口癖です!」

 対する山田は…。

 山根「杏華ちゃんは一目見たときや話したときにもっと知りたいと思わせてくれる、人を惹きつける、知りたいと思わせてくれるような子です」

 小田「わかるー!」

 山根「自然と目がいくような。ぱるるさんをみているような感じです。何かのきっかけがあるだけですごい存在になるんじゃないかと見てました」

 山田「すごくうれしいです」

 山根「しゃべるときもめっちゃ目を見て話してくれるし、自然と好きになる。人を惹きつける人柄が素敵です!」

 山田「すごく嬉しいです。あまりそう言ってもらうこともないので嬉しいです!」

 小田「よかった!」

倉野尾成美と下尾みうはこんな人

倉野尾成美と下尾みう(C)AKB48

 次回のゲストは倉野尾成美と下尾みう。「田田」とは同じチーム8の仲間だ。

 小田「最近ずっと一緒にいる2人です。なるちゃんは新しくチーム4のキャプテンになって。ダンスも『こうしたほうがいいよ』という案をたくさんの人に言っているのを見てキャプテンらしいなって。顔はめっちゃ可愛い、ダンスもうまくて歌もうまくて完璧。でもちょっと人見知りなところがかわいいです」

 山田「みうちゃんは天然で自分では気づいていないと思うけど、一言言うだけでまわりが『え!?』となるぐらい面白くて。でも自分では気づいていなくて…それが可愛い。ダンスになるとすごくうまくて、普段のイメージの天然なところとのギャップがすごいです」

 山根「みうさんは同じチームAだったのですごく話してきましたが、楽屋で話すことが多かったので、お仕事ではどんなみうさんが見られるのか楽しみです。なるさんは会う度にちょっとだけ話してちょっと距離が縮まる感じなんです(笑)。私が積極的に話してなるさんが引き気味に聞くという感じだったので次の回で仲良くなれたら嬉しいです!」

(おわり)

※「AKB48広報 山根涼羽の○○な2人」は毎週火曜日20時から配信。また、17LIVEアプリをダウンロードすれば無料で視聴が可能だ。
アカウント:
AKB48_official
https://17.live/profile/r/13741515
※AKB48は、2022年1月12日(水)、13日(木) にパシフィコ横浜 国立大ホールで、AKB48フレッシュメンバーによる『新春!AKB48フレッシュコンサート2022〜冬もやっぱりAKB!〜」とチーム8メンバーによる「新春!エイトの日2022 横浜おしゃれ祭り」を開催。さらに、2月5日(土)、6日(日)には東京ガーデンシアターで「AKB48新春コンサート(仮)」を開催し、5日(土)は現チームでのラストコンサート、6日(日)はカップリング曲のリクエストアワーと新チームでのコンサートを行う。
約5年ぶりとなる「AKB48第17期生オーディション」(https://www.akb48.co.jp/lp/audition17th/)の応募期間は2月7日(月)まで。
詳細、最新情報はAKB48公式サイト(https://www.akb48.co.jp)で。

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