米倉涼子、エレーナの小ばか口調に「あれでやる気満々になった」
『ブラック・ウィドウ』公開直前イベント
米倉涼子、田村睦心が30日、都内で行われた、マーベル最新作『ブラック・ウィドウ』(7月8日公開&9日配信)公開直前イベントに登壇した。
マーベル・スタジオが2019年に公開した『アベンジャーズ/エンドゲーム』で衝撃の決断を下した美しき最強のスパイ、ブラック・ウィドウ(ナターシャ)の過去と秘密が描かれる。
ブラック・ウィドウの日本版声優を約10年に渡り担当してきた米倉涼子。吹替自体は昨年3月に録り終えていたものの、コロナ禍で延期となりようやく公開を目前に控え「この場所に立ててうれしい」。
ブラック・ウィドウの声を演じるにあたっては、これまでは演出家に「とにかく気持ちを入れるな、落ち着けと。どうしても私は感情的になってしまうけど、それを押さえて静かに頑張ってくれと言われました」という。
だが、今回は家族の想いなど本来の姿を垣間見ることから「好きなようにやらせて頂きました。今までの街を守るヒロインではなく、違った面、妹と会う、家族と会う、親と接する意味ではどうしても感情、思いが出てしまうのは仕方がない」と言われたそうだ。
さらに「ヒロインとしての役目もかっこよく果たしましたが、妹と過ごす時間が長かったので、彼女の声を聞いて楽しかったです」とし、ブラック・ウィドウの“妹”エレーナの声に助けられたとも明かした。
そのエレーナの日本語版声優を務めた田村睦心は、エレーナはナターシャと同じ境遇であるものの「お姉ちゃんがいるからかもしれなけど子供っぽい。感情が豊か。暗殺者のクールなところに人間味を帯びているその一面を見た」と明かした。
一方の米倉は、ブラック・ウィドウを小ばかにするエレーナに「小ばかにしている口調とか、あれでやる気満々になって。コミカルな部分とかも含めてさすがだなと思いました」と絶賛した。
この日は、本国でブラック・ウィドウを演じるスカーレット・ヨハンソンとエレーナ役のフローレンス・ピューからビデオメッセージが寄せられた。米倉は目に涙を浮かべ「嬉しい」と喜んだ。