宮本茉由、映画初出演で主演「精いっぱい」 共演安藤政信からは「綺麗な人」
『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』製作発表記者会見
女優・宮本茉由(26)が19日、東京・三鷹市芸術文化センターで行われた映画『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』製作発表記者会見に登壇した。本作で映画初出演にして主演を飾る宮本は「精一杯頑張りたいと思っています」と意気込んだ。この日は、安藤政信、白須慶子、岡本あつこたちも出席した。
太宰治のベストセラー小説である『斜陽』の執筆75周年記念映画として製作。主人公・島崎かず子役を宮本茉由が演じる。
宮本は、2016年にオスカープロモーション主催『第1回ミス美しい20代コンテスト』で審査員特別賞を受賞したのちにCanCamの専属モデルに抜擢、2018年にはドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』で女優デビュー。7月から放送されるドラマ『ボイスII 110緊急指令室』にも出演することが発表されている。
その宮本は本作では映画初出演にして主演を務める。自らが選んだという純白な衣装に身を包み登場した宮本は「まだクランクイン前なので島崎かず子を演じさせて頂くという実感が湧いていないのですが、素敵なキャストの皆様と今日顔を合わせて、撮影がとても楽しみです」と意気んだ。
共演をする安藤からは宮本の印象として「駅などでCHOYAの梅酒の看板をよく見ていて、この人綺麗な人だなぁと思っていたらまさかその方と芝居で一緒になることになるとは」。
監督を務める近藤明男氏からは「こんな綺麗で素敵な女優さんが日本にいるのかと驚いた」と大絶賛されていた。
会見後の囲み取材で、初めての映画出演で主演を務めることについてのプレッシャーを聞かれると「太宰さんの『斜陽』も含め色々な作品を改めて読ませて頂いて、今日お墓参りもさせて頂いたのですが、ファンの方々がたくさんお参りをされていて、時代を超えてこんなにも多くの方に愛されている方の作品に携わらせて頂くことができると思うと、さらに緊張感が増しましたが、改めて頑張ろうと思いました」とも。
大学時代に文学部に所属していたという宮本は『斜陽』について「一人ひとりの人生がすごく繊細に描かれていて、かず子もそうですし上原や没落していく家族の人生が描かれていますが闇だけではなくてちゃんと光もあってそこが素敵だな思っています」と述べた。
役作りについてはまだクランクイン前で途中であるものの「かず子が貴族だったこともあり母のことを『お母さま』と呼ぶんですけど『お母さま』なんて言い方はやっぱり慣れていなくて家で実際に母に『お母さま』と呼ぶ練習をしています。普段は『ママ』と呼んでいるので…撮影が終わるまでは『お母さま』と呼び続けます!」と記者の笑いを誘った。
最後に「太宰治さんを愛している方、『斜陽』を愛している方、まだあまり詳しく知らない方にも見たいと思って頂けるような、そしてこの作品を通して、改めて太宰治という人を好きになってもらえるような作品になるよう、精一杯頑張りたいと思っています」と力強く語った。



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