左から奈緒、山﨑賢人、染谷将太(撮影=村上順一)

 山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、板垣李光人、佐藤嗣麻子監督が20日、都内で行われた映画『陰陽師 0』(4月19日公開)公開記念舞台挨拶に登壇した。この日、サプライズゲストとして本作のメガホンをとった佐藤監督の夫・山崎貴監督が応援に駆けつけた。

 【写真】映画『陰陽師 0』公開記念舞台挨拶の模様

 夢枕獏の小説「陰陽師」は、平安時代に実在した“最強の呪術師”安倍晴明の活躍を描いた大ベストセラーシリーズ。映画『陰陽師 0』は安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーとなる。

 今回は“晴明と博雅の友情の絆”や“博雅と徽子女王の恋模様”についてキャストが撮影時を振り返る。そのほか、本作にちなんだフリップを使ったトーク企画も実施された。

 19日、公開初日を迎えたことについて、安倍晴明を演じた山﨑は「昨日初日を迎えて、やっと皆さんに『陰陽師 0』を見ていただけて本当に嬉しく思ってます 」と喜びを語った。

 トークセッションでは、撮影エピソードを登壇者それぞれが語った。陰陽寮でのシーンについて山﨑は「僕はそのシーン、セリフが少なくて、安藤さんがすごい長ゼリフだったので、その長ゼリフの間に、自分の短いセリフでミスれないなっていう緊張感はすごかったです」と、少ないセリフながらも緊張感があったという。

 フリップを使用したトークでは、安倍晴明の原点を描いた作品にちなんで、登壇者それぞれの原点についてトークを展開した。山﨑は小学生から中学3年生までやっていた「サッカー」と回答。その理由に「サッカーを楽しみながら一生懸命にやるというのは、今の仕事に通じるところもある。個人プレーもあるしチームプレーでもある」と、現在の活動にもつながっていることから、自身の原点とサッカーを挙げた。

 フォトセッション後に、山﨑が「公開をお祝いしてくれる方がもう1人来ております」と呼びかけると、佐藤監督の夫・山崎貴監督がサプライズでステージに登場。映画公開を記念して、応援に駆けつけ、山崎貴監督は佐藤監督に「信じる心」という花言葉を持つリューココリーネの花束を送り、映画『陰陽師 0』の公開をお祝いした。

 最後に山﨑賢人は、「(映画を)観終わったあとに、今を生きるというのがすごく好きなメッセージで、目に見えるもの、見えないものに踊らされたりすると思うけど、今見ているものをポジティブに受け取って、一生懸命生きていくだけでいいじゃないか、ということを感じてもらえたら嬉しいです。あとは大スクリーンで楽しんでいただけたら」とメッセージを送り、公開記念舞台挨拶を締めくくった。【村上順一】

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