前田敦子「やりたい道を歩き今は満足」釜山国際映画祭で言及
釜山国際映画祭で現況を語った前田敦子(C)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会R15+
元AKB48のメンバーで現在は女優として活動する前田敦子(23)が5日、韓国で行われた『第19回釜山国際映画祭』に出席した。前田は、染谷将太(22)とともに映画『さよなら歌舞伎町』(2015年1月24日公開)に出演している。同作品は、前日開催された『第39回トロント国際映画祭』のワールドプレミアでも高い評価を得たが、今回は同祭の「アジア映画の窓」部門に出品した。
前田が演じるのは有名ミュージシャンを目指す沙耶。一流のホテルマンと周囲に偽るラブホテルの店長・徹は染谷が演じる。作品では同棲中の沙耶と徹の生活模様を軸に、ホテルに集う様々な男と女の欲情などを描く内容。
この日は同映画の舞台挨拶が現地で行われ、体調不良で辞退した染谷を除く、前田と韓国女優のイ・ウンウ、そして廣木隆一監督が参加した。
上映後の質疑応答では前田は、今回のオファーについて「廣木監督とはずっと前から一緒に仕事をしたいと思っていました。内容云々の前に、『廣木さんとお仕事をしたい!』という私の強い願望でやらせていただきました」と志願したことを明かした。
また、昨年に引き続き同映画祭に出席した前田は「1年を経て、どのような変化があった」「今後どのような女優になっていきたいか」という問いには以下の通りに答えた。
「『もらとりあむタマ子』はグループ卒業後1作目で駆け出しの状態でしたが、そこからぺースをつかめたんじゃないかなという想いがすごくありました。そして『Seventh Code セブンス・コード』で黒沢監督、『さよなら歌舞伎町』で廣木監督と仕事をさせていただいて、自分のやりたい道をそういう監督さんたちと出会って、歩けている感じがするので感謝しています。今、満足しております」。
最後に「こうやって二年連続参加させていただいて嬉しいです。可能ならまた来年も来たいと思います」と締めた。前田はその後、現地ファンやメディアに囲まれサイン責め。現地での人気ぶりが垣間見えた。