(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

 明石家さんまが、企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)の主人公・肉子ちゃんの娘・キクコを、Cocomiが担当していることが分かった。Cocomiにとっては本作が声優初挑戦。更に劇伴にフルートでも参加している。また、花江夏樹も出演していることも発表された。

 漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ最高の奇跡を描いた感動のハートフルコメディ。原作は、西加奈子氏の累計発行部数35万部超のベストセラー同名小説が原作。

 『ドラえもんのび太の恐竜2006』(06)、『海獣の子供』(19)の渡辺歩が監督を務め、『かぐや姫の物語』(13)で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一氏がキャラクターデザイン・総作画監督を担当。脚本は『凪のお暇』などの大島里美氏が担当。アニメーション制作を『映画 えんとつ町のプペル』(20)などのSTUDIO4℃が手がける。

 先日、主人公・肉子ちゃんの声を大竹しのぶが担当することが発表され「特報」が解禁された際、音声のみが公開されていた肉子ちゃんの娘・キクコの声をCocomiが務めていたことが明らかになった。

 フルーティストでありモデルのCocomi。本作で、母である肉子ちゃんとは、見た目も性格も正反対の娘・キクコ役で、声優に初挑戦し、映画デビューを果たしている。

 Cocomiは、根っからのアニメファンで、中学生の頃には声優の養成所に通っていたほど。今回、情に厚く惚れっぽいからすぐ男にだまされる、そんな母のことが最近ちょっと恥ずかしいと感じている思春期まっ盛りの多感な少女・キクコを、透明感のある繊細な声で表現している。

 また、3歳からヴァイオリンを11歳からフルートをはじめ、2019年には、日本奏楽コンクールで最高位を受賞。現在もNHK交響楽団・神田寛明氏に師事し、フルート奏者であるCocomiは、本作の劇伴にフルートでも参加することも決まっている。

 フルート参加については、Cocomiのフルートの腕前を以前から知っていた本作の劇伴音楽を手がける村松崇継(『メアリと魔女の花』など)からの発案がきっかけだ。

 そして、すでに出演が発表されていた人気声優の花江夏樹が、キクコの同級生で、本作の重要なキャラクターとなる少年・二宮役を演じることも明らかになった。

 漁港をバックに、肉子ちゃんとキクコが笑顔を向ける、ティザーポスタービジュアルも初披露された。

 今回の解禁を受け、本作の企画・プロデュースの明石家さんま、キクコ役のCocomi、二宮役の花江夏樹からコメントが到着した。

明石家さんま(企画・プロデュース)コメント

 Cocomiちゃんが、大のアニメファンで、声優の養成所にも通っていたというのを聞いていて、それなら一度、(共同プロデューサーたちと)声を聞かせてもらおう、ということになって。テストのアフレコ収録で、キクコの声を演ってもらったら、すごくよかった。キクコは、肉子ちゃんの前だけで大阪弁、ほかの人の前では標準語にちかい土地のなまりが入った言葉を使い分ける難しい役柄。本人もすごく練習してくれている。期待しています。

Cocomi(キクコ・声の出演)コメント

 さんまさんからお声がけいただいて、とても光栄に思います。まさか、中学生の時に、声優のスクールに行っていたというお話を覚えていて下さると思ってなかったので嬉しかったです。原作を読ませて頂いた時に、少し面倒事になりそうな雰囲気になると流れに任せたりするキクコちゃんと、私自身の考え方が、とても似ていると感じるところがありました。

 花江夏樹さんとは1度、ファッション誌のお仕事でご一緒させて頂いた事があります。ご迷惑をおかけすると思いますが、一生懸命、精一杯頑張りたいと思います。とても緊張していますが、キクコちゃんの性格や素敵なところをしっかり皆さんに伝えられるよう、頑張ります!!!

花江夏樹(ニ宮・声の出演)コメント

 お声がけ頂き光栄です。

 小さい頃からテレビで観ていたさんまさんと、まさかこういった形でお仕事させて頂けるとは思っておらず、人生なにが起こるかわかりません。新しい事に全力で取り組むさんまさんの姿は、どこか肉子ちゃんとも似ているのかもしれません。

 二宮は少し変わった男の子で、彼が持つ一癖ある言葉や、独特の感性を表現できるように演じられればと思います。

 そして大竹さん、Cocomiさんとのアフレコが楽しみです。息を揃えて頑張ります!

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