山口まゆ、10年越しW主演で清水組「嬉しい」 山田杏奈も初日に感慨
映画『樹海村』初日舞台挨拶
山田杏奈、山口まゆ、神尾楓珠、倉悠貴、工藤遥、大谷凜香、塚地武雅、安達祐実が5日、都内で行われた映画『樹海村』(清水崇監督)初日舞台挨拶に出席した。
映画『呪怨』シリーズを生んだ鬼才・清水崇監督による『犬鳴村』に続く最新作。舞台は有名心霊スポットの富士の樹海。「絶対に検索してはいけない」とインターネット上で語り継がれる“コトリバコ”をモチーフに、断ち切れない呪いがもたらす狂気と混沌とした世界が描かれる。
清水監督作品には10年前にエキストラとして出演していた山口。10年越し、しかも20歳の節目を迎え、W主演で再び参加できたことに「嬉しい」と喜んだ。清水監督も「良い意味で不思議な体験」とした。
去年の夏に撮影。第1回目の緊急事態宣言が明けてからほぼ初の作品が本作という山田は「舞台挨拶に大勢で集まるといよいよ公開されるんだと実感。嬉しい気持ちでいっぱい」と喜んだ。
山口とは姉妹を演じた山田は山口と同い年。取材でも「本当の姉妹のよう」と初対面から意気投合していたと語っていたが、この日も顔を合わせ笑顔を見せるなど仲睦まじさを見せていた。
2人と同世代のキャストが占める。共演した塚地武雅はそのフレッシュさに「若さが溢れている」とし、舞台挨拶の控室では「和気あいあいを通り越して、しっかり休んでいる。喋るときは喋って休むときは休んで、その仲の良さが映画にも出ている」と紹介した。
また本作、実際に幽霊が映っているとも話題になったが、神尾は「内容が怖いだけでなく家族愛や友情も描かれていて、そっちに集中していたから周りに目がいかなかった」とも。対する倉は「めちゃくちゃ見ました。車の中とか…」。
ホラーが苦手の工藤は本作を試写して「初めから怖くて。何が起こるか分からないのが醍醐味だと思いますが、苦手な人には大変」、同じく苦手だという安達は「台本を読んでいてもビクビクしていた」
唯一、前作『犬鳴村』にも出演していた大谷だが「前作で死んでいるんですよ。どういうことだろう」と疑問視すると監督は「村シリーズ3で謎が解けます」と含みを持たせるも「知らないけど」とどっちもつかない見解。それでも大谷は「楽しみにして下さい」と希望を持たせていた。