長い間自分を見失っていた―。X JAPANのボーカルToshl(48)が、22日に放送されたTBS系『中居正広の金曜日のスマたちへ』の特番『キンスマスペシャル』に出演、12年にもおよんだ洗脳騒動の真相を語った。

 番組では、Toshlの生い立ちからX JAPANの誕生と栄光、その陰で苦しんだ人間不信、そして洗脳へと向かった経緯と背景を、再現ビデオとToshlへのインタビュー、自著『洗脳 地獄の12年からの生還』(講談社)の一文を紹介しながら真相に触れていった。

 12年にもおよぶ洗脳から抜け出したというToshlは番組の冒頭で「長い間自分を見失っていた。その時はそれが必然だろうと自分に思い聞かせていた。今考えてみればかなりの極限の状態だったと思います」と振り返り、番組の最後には、再出発の意味を込めて「Forever Love」をピアノで弾き語った。

 司会を務める中居正広に「完全復活ですね」と声をかけられるも「この負った傷は一生続く、(洗脳を受けたとされる)団体から抜け出しても癒えることはない。自分の傷と戦いながら生きていく」と語り、「人生はやり直せるし、何があっても一歩踏み出せる。自分の考えを変えることで環境も変わってくると思うので一歩を踏み出してほしい」と同じく苦しんでいる人々へエールを送った。

 また、番組中には、X JAPAN解散後の1998年5月2日にこの世を去ったHIDEさんについても語り「もし、そこで(X JAPAN)辞めていなかったら…皆違う人生がそこにはありますので、そうはなってなかっただろうな、という気持ちはやはりあります」と胸をうちを明かした。

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